月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2022.01.07

【Jr.ウインターカップ2021-22】ゴッドドアが決勝進出、リバウンドで優位に立ち、奥田クラブを退ける

 

1月7日、「Jr.ウインターカップ2021-22(2021年度 第2回全国U15バスケットボール選手権大会)」大会4日目男子準決勝、ゴッドドア(兵庫県)と奥田クラブ(富山県)が対戦。4Q中盤に連続得点をあげたゴッドドアが63-58で勝利し、決勝進出を決めた。

 

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ゴッドドアは、全中で優勝した4校の一つ、本山南中のエースである#85瀬川琉久がチームの中心。そのチームメイトも多くいるため、総合力は高い。そして前回3位の奥田クラブ(富山)は、#4高田将吾が軸。準々決勝では20得点19リバウンドと安定した数字を残している。

 

残り7分9秒、ゴッドドアは早速#85瀬川が左ウイングからドライブして初得点。すると奥田クラブは、直後に#8岩本瑠夏が3ポイントプレーを決定。さらに#4高田のアシストで#5川上蒼史がインサイドで得点し、5-2とする。

 

しかし、ゴッドドアも好ディフェンスからの速い攻めで、#39竹内琉人のフリースロー、#22馬場瑠音のフィールドゴールで、奥田クラブについていくと、残り4分11秒、#2長田祐聖が3Pシュートを決めて10-9とする。その後点を取り合うと奥田クラブの16-15で1Qを終える。

 

2Q、#4高田、#5川上の連続得点で奥田クラブが21-15とする。するとゴッドドアは残り5分35秒、#2長田が3Pシュートを決めて18-21。直後のディフェンスで奥田クラブにいいプレッシャーをかけて、24秒バイオレーションを奪うなど、好守にいい形を作る。

 

しかし、奥田クラブも好ディフェンスを披露。互いに、シュートが決まらない時間が続く。その中で残り3分から、ゴッドドアは#12清水仁の3ポイントプレー&シュート、#39竹内の得点で25-25と同点に追いつく。さらに残り39秒、#39竹内が3Pシュートを決めて、28-27と逆転。そのまま、ハーフタイムを迎えた。

 

3Q残り6分37秒、オフェンス・リバウンドから#2長田がロング3Pを決めると、#39竹内も続き35-29と6点差をつける。

奥田クラブは#6加古誠一郎がジャンプシュート、ドライブからレイアップと得点源となるが、ゴッドドアは#85瀬川、#2長田、#39竹内の得点で点差を縮めさせない。

 

残り1分44秒、ドライブでもらったフリースローを#6加古が2本決めると、残り59秒エース#4高田がトップから3Pシュート、その後、フリースロー2本を決めて44-45と1点差まで迫る。残り15秒、ディフェンス・リバウンドを拾った奥田クラブは、#10小松翔弥の3Pシュートで逆転を狙ったが入らず。45-44、ゴッドドアが1点差で4Qを迎えた。

 

4Q序盤、奥田クラブは#4高田、#7永原嵩真の得点で48-47と逆転。その後、相手のディフェンスを交わしながら、シュートの打ち合いとなる。その中で#22馬場、#85瀬川が連続得点をあげて51-48とゴッドドアが再びリード。すると、残り3分27秒、奥田クラブは#8岩本からのパスを受けて、#6加古が左コーナーから3Pシュートを成功。54-55とする。

 

しかし、ゴッドドアは、インバウンズから#85瀬川が3ポイントプレー、右ウイングから#2長田が3Pシュートを決めて、61-56と5ポイント差に。リバウンドで優位に立つゴッドドアは、セカンドチャンスをものにしていく。

 

5点差のまま、残り1分を切る。残り46秒、タイムアウトを取った奥田クラブは、#1高田にボールを託すが、ドライブからのシュートはリムに弾かれる。そのまま、ゴッドドアが守り抜いて63-58で勝利し、決勝進出を果たした。

 

ゴッドドアは#85瀬川が20得点、16リバウンドとダブルダブル。#39竹内が16得点、#2長田が14得点をマーク。奥田クラブは、#6加古が18得点、#4高田、#5川上が13得点をあげている。差が付いたのはリバウンド、ゴッドドアは49リバウンド(奥田クラブは25リバウンド)、その内オフェンス・リバウンドが26本と頑張り、セカンドチャンスを確実でポイントを重ねた。

 

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写真/月刊バスケットボール

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)



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