月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2022.01.07

【Jr.ウインターカップ2021-22】四日市メリノール学院中が決勝進出、試合開始からJ,sphereを圧倒

 

 

1月7日、「Jr.ウインターカップ2021-22(2021年度 第2回全国U15バスケットボール選手権大会)」大会4日目女子準々決勝、前回優勝の四日市メリノール学院中学校(三重県)と前回ベスト4のJ,sphere(愛知県)が対戦。1Qで作ったリードを守りきり、四日市メリノール学院中が71-36で勝利し、2年連続で決勝進出を決めた。また、J,sphereは2年連続でベスト4となった。

 

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試合開始最初のオフェンスで、四日市メリノール学院中のエース#8深津唯生が得点。すると続くオフェンスでJ,sphereは、#15丸山真央がフリースローを得るが、決められず。さらに#13濱田ななのの3Pシュート、インサイド#8深津に入れて、と四日市メリノール学院中が7-0とまずリードを作る。

 

残り4分40秒、#7村木優心のシュートでJ,sphereは初得点。しかし、得点源のエース#4オサトアリシア藍依に、ボールが中々入らない。#15丸山がうまいドライブを決めるが、四日市メリノール学院中は、ゴール下の#8深津にボールを入れて着々と追加点を奪っていく。

 

本来の戦い方ができないJ,sphere、ターンオーバーが生まれしまう。四日市メリノール学院中#6伊藤千寛に速攻を決められて、残り1分33秒で4-16と一気に離されてしまう。

 

オールコート・マンツーマンを仕掛けるJ,sphereだが、四日市メリノール学院中の勢いを止められず。22-7で1Qを終える。このクォーターJ,sphereは9ターンオーバー、エース#4オサトアリシアはシュート0に抑えられてしまった。

 

巻き返したいJ,sphereは、2Q最初のプレーで#4オサトアリシアが初得点。#7村木もドライブからうまい得点を奪っていく。

#4オサトアリシアにボールが入れるが、ダブルチームで対応されてしまう。そこをJ,sphere #15丸山が果敢にドライブして得点するものの、残り3分で15-28と中々差が縮まらない。

 

残り2分48秒、四日市メリノール学院中は#6伊藤千寛のシュートで30-15に。すると、ここからJ,sphereが流れを掴む。#15丸山の3Pシュート、#6武山心蘭、#4オサトアリシアの得点で22-32と10点差まで詰める。

しかし、終了前に#8深津、#9大久保結奈の活躍で再びリードを広げ、四日市メリノール学院中が39-22で前半を終える。

 

3Q、J,sphereは#4オサトアリシアのポストプレーでまず得点。反撃のきっかけを掴みたいところだが、厳しいディフェンスにターンオーバーが生まれ、なかなか連続得点が奪えない。その中で、#4オサトアリシアが徐々に得点をあげていき、徐々にJ,sphere本来のオフェンスが姿を現し始める。

 

それでも四日市メリノール学院中は攻撃の手を緩めない。#8深津、#4井口姫愛、#13濱田の3Pシュートなどで、リードを広げて53-32で3Qを終える。

 

4Qスタートから得点を重ねたのは四日市メリノール学院中。#5永福歩暖、#13濱田、#8深津と連続得点で61-34とする。見せ場を作りたいJ,sphereだが、シュート精度が落ちてしまう。選手たちに疲れも見えた残り2分4秒にタイムアウトを取る。

 

西田周司ヘッドコーチからゲキを受けたJ,sphereの選手たちは、再び激しいディフェンスを展開。残り52秒、#4オサトアリシアが得点し、最後まで集中してプレーした。

結果、四日市メリノール学院中が71-36で勝利し、決勝進出を決めた。

 

四日市メリノール学院中は、#8深津が32得点、15リバウンドと活躍。#13濱田も12得点をあげている。一方、J,sphereは#13丸山が13得点でチームトップ。序盤は苦しんだ#4オサトアリシアだが、後半盛り返して12得点、9リバウンドをマークしている。

 

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写真/月刊バスケットボール

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)



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