月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2022.01.05

【Jr.ウインターカップ2021-22】ゴッドドアが琉球U15に競り勝つ。4Qは逆転に次ぐ逆転の激戦に

 

1月5日、「Jr.ウインターカップ2021-22(2021年度 第2回全国U15バスケットボール選手権大会)」大会2日目男子 2回戦、ゴッドドア(兵庫県)と琉球ゴールデンキングス U15が対戦。ゴッドドアが64-62で勝利し、3回戦進出を決めた。

 

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見応えある攻防が多いゲームとなった。

試合開始直後、#30平良宗龍がスティールすると、続くオフェンスでジャンプシュートを決めて琉球U15がまずポイントを奪う。

すると、その30秒後、ゴッドドアは#39竹内琉人がジャンプシュートで初得点。#1藤村日向も続いて4-2とすると、琉球U15は#30平良宗が3Pシュートを決めて5-4。しかし、すぐさまゴッドドア#2長田祐聖が3Pシュートを入れ返して逆転する。さらに#85瀬川琉久がフィールドゴール、3Pシュートと連続得点をあげてゴッドドアが12-6とまずリードを作る。

 

琉球U15は#81山岸大夢が3Pシュート、#78平良南海輝がシュートを決定。#99新垣元基の3Pシュートも飛び出したが、ゴッドドアは残り2分を切ってから、#85瀬川が連続得点。24-14と10点差を付けて1Qを終える。

 

2Q開始直後から琉球U15が流れを掴む。#78平良南の3Pシュート、#81山岸のシュートで連続特点。さらに#99新垣元がスティールから速攻を決めて21-24と差を縮めると、残り5分33秒、#78平良南がまたも3Pシュートを決めて24-24と追いつく。

しかし、今度はゴッドドアが流れを掴む。#12清水仁のシュートで連続失点を止めると、#85瀬川のシュート、#39竹内の3Pシュートと3連続得点で31-26と再び突き放した。

 

残り1分23秒、#78平良南のアシストで#33長嶺充来が得点し、琉球U15は31-35としたが、ゴッドドアは、#39竹内がこのクォーター3本目の3Pシュートを決定。38-31でハーフタイムを迎えた。

 

3Q、琉球U15は#30平良宗、#23新垣龍太郎の活躍で35-38と追い上げる。しかし、ゴッドドアは#39竹内がジャンプシュート、#2長田祐聖が3Pシュートを決めて、残り4分で43-35と琉球U15に逆転を許さない。

 

クォーター終盤、流れをものしたのは琉球U15。#81山岸がディフェンス・リバウンドから得点を奪うと、#30平良宗が連続得点で続き、46-47の1点差で勝負の4Qを迎えた。

 

4Q開始直後は、琉球U15#30平良宗、ゴッドドア#85瀬川の得点の取り合い、逆転のし合いに。見応えある攻防を展開する。

 

その中で先に流れを掴んだのは琉球U15。残り4分48秒に#30平良宗がシュートを決めて56-55とすると、その#30平良宗からのアシストで#81山岸がゴール下で決めて58-55とする。しかし、ゴッドドアは残り2分から#85瀬川が連続得点で62-58とまたも逆転に成功する。

 

ここでタイムアウトを取って間を作った琉球U15。そのタイムアウト明け、#30平良宗が連続得点で62-62と同点に。ゴッドドアは残り39秒、#22馬場瑠音が値千金のフィールドゴール。64-62とリードを作る。

2点をなんとしても欲しい琉球U15だったが、タイムアウト明けのオフェンス、残り30秒で#30平良宗がスティールされてしまう。残り1.6秒で最後のオフェンスを迎えた琉球U15、#99新垣からボールを託された#30平良宗だったが、シュートにつなげられず。64-62でゴッドドアが勝利した。

 

スタッツを見ると、ゴッドドアは#85瀬川が31得点、14リバウンドとダブルダブルの活躍。#39竹内も14得点と貢献した。一方、琉球U15は#30平良宗が30得点でチームを引っ張った。

 

「点数では2点追い付かなかったですが、相手の気持ちの部分も見ていて、そこがウチが足りない、まだ到達できていない部分なのかなと感じました」と試合を振り返った琉球U15の泉川寛太コーチは、「子供たちは、気持ちを出して1プレー1プレー頑張ってくれて、彼らは本当に最高のプレーヤーだなと思いました。最後、うまくはいかないところはあったんですけど、すごく満足いく結果でもあったと思います」と最後まで粘った選手を称えている。

 

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写真/月刊バスケットボール

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)



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