月刊バスケットボール10月号

Bリーグ

2022.01.05

天皇杯準々決勝、川崎ブレイブサンダース対アルバルク東京も開催中止に

 1月5日川崎市とどろきアリーナで開催予定だった第97回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会の準々決勝、川崎ブレイブサンダース対アルバルク東京の一戦が、A東京のセバスチャン・サイズが新型コロナウイルス陽性判定を受けたために中止となった。試合当日の午前中に、公益財団法人日本バスケットボール協会が発表した。


天皇杯準々決勝は、昨日の段階で沖縄会場の琉球ゴールデンキングス対信州ブレイブウォリアーズの試合も中止の決定・発表がなされており、当初予定の2位試合とも行われない事態となった。


当該試合について代替試合を開催するかどうかなどは、天皇杯・皇后杯実施委員会および当事者である川崎・A東京両クラブと協議を行いながら調整・決定ののち、発表される予定。前売りチケットの取り扱いについては、5日13時時点で確認できていないが、「手続方法等の詳細について検討中」となっており、今後川崎ブレイブサンダース公式サイト、ソーシャルメディアなどで発信されるものと思われる。


☆川崎ブレイブサンダース公式サイトの関連記事ページ
https://kawasaki-bravethunders.com/news/detail/id=18773

 


サイズが新型コロナウイルス感染症陽性判定を受けたのは、試合前日の1月4日夕方。サイズは年明けに水戸で行われた茨城ロボッツとの2連戦と、前後のチーム練習・ミーティングに参加していたが、その間は無症状で体温も平熱で、4日の陽性判定前にもコンディションに異常はなかったと報告されている。しかし4日のBリーグ統一検査で陽性判定を受けた後、医療機関にて行った再度の PCR 検査でも陽性判定を受けたとのことだ。


管轄保健所への報告は試合当日の5日に行われ、現時点では濃厚接触者の調査が済んでいない状態。しかし当該プレーヤーの行動歴に鑑み、医師の見解においてもクラブ内の全プレーヤーとチームスタッフが濃厚接触者と判断される可能性が極めて高いとの方向性を確認したため、大会コロナ対策本部で協議の結果中止を決定した。

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

 



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