月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2022.01.05

【Jr.ウインターカップ2021-22】前回女王・四日市メリノール学院中が快勝、RED WINGSに対し3Q終盤にラッシュ

 

1月5日、「Jr.ウインターカップ2021-22(2021年度 第2回全国U15バスケットボール選手権大会)」大会2日目女子2回戦、前回女王の四日市メリノール学院中学校(三重県)とRED WINGS(宮崎県)が対戦。四日市メリノール学院中が76-63でRED WINGSに勝利し、明日の3回戦に駒を進めた。

 

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前回、記念すべき第1回大会で優勝を果たしている四日市メリノール学院中。その昨年からスタメンとして活躍した#8深津唯生が3年生となり、エースとしてチームをけん引。8月の群馬全中でも優勝を飾っており、今回は連覇とともに夏冬2冠を目指す大会となる。

 

ティップオフ直後、まずシュートを決めたのは四日市メリノール学院中。#4井口姫愛からゴール下でオープンとなっていた#8深津がパスを受けて難なく先取点をあげる。するとRED WINGSは直後のオフェンスでフリースローをもらい、#5工藤吏紗が確実に2本入れる。

 

開始からハードなディフェンスを展開する両チーム。その中で、RED WINGSは#4柳田緋莉、#9外山晴菜が3Pシュート、さらに#5工藤が決めて10-4とする。

対する、四日市メリノール学院中は4アウト1インの形で、インサイド#8深津にボールを入れて着実に得点。さらにインサイドが空いたところで#13濱田ななのがドライブを仕掛けてレイアップを決めるなどで、残り3分11秒で13-12と追いつく。

その後、フリースローをもらって追加点を奪うと、残り1分から#11鈴木文菜が3Pシュート、#15前川桃花がスティールからジャンプシュートを決め、24-19で1Qを終える。このクォーター、四日市メリノール学院中は、13人の選手をコートに送り出している。

 

2Q序盤はシュートがなかなか入らず。残り6分28秒、四日市メリノール学院中#16澁谷虹歩が速攻を決めて両チーム初得点(26-19)。対するRED WINGSは、#7小玉愛莉が3Pシュートを決めて22-26とする。四日市メリノール学院中は、#16澁谷、#8深津の連続得点。30-22とリードを広げたが、今度はRED WINGSの#4柳田が3Pシュートを連続で成功、28-30と2点差まで迫る。

2Qラスト、#4井口がブザーと同時にシュートを決めて、四日市メリノール学院中の36-31で前半を終えた。

 

3Q序盤、四日市メリノール学院中は#8深津、RED WINGSは#5工藤が活躍。点を取り合っていく。5点差からなかなか動きがなかったが、終盤、#8深津、#16澁谷、#4井口の得点で58-45と一気にリードを広げて4Qを迎える。

 

RED WINGSとしては、4Qにラッシュをかけたいところ。しかし、好ディフェンスを前にシュートもなかなか打てない。その中で四日市メリノール学院中は、#8深津の高さを生かし、インサイドにボールを入れてポイントを奪っていく。

 

残り5分52秒、RED WINGSは#10高瀬友彩が右ウイングから3Pシュートを決定。50-64としたが、四日市メリノール学院中は、速い展開から#18鈴木瑚香南が決めると、#4井口が3Pシュートを決めるなどで、残り4分で71-50とリードをさらに広げる。

 

RED WINGSは、オールコート・ディフェンスでプレッシャーをかけると、終盤に#4柳田、#5工藤が連続得点。残り1分21秒で58-73と15点差まで縮めると、残り17秒に#8東琴春が3Pシュート、残り5秒で#4柳田が得点と見せ場を作ったが、前回女王・四日市メリノール学院中が76-63で勝利した。

 

スタッツを見ると、四日市メリノール学院中はエースの#8深津が34得点、15リバウンドとダブルダブルの活躍。途中出場ながら#16澁谷が11得点、##9大久保結奈が8アシストをマーク。一方、RED WINGSは#4柳田が22得点、#5工藤が21得点でチームを引っ張った。

 

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写真/月刊バスケットボール

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)



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