月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2017.12.03

月バスSet Play of the Week(2)ヒート

今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。   11月19日(日本時間20日)に、行われたマイアミ・ヒート対クリーブランド・キャバリアーズ戦(@クイッケン・ローンズ・アリーナ)で見せたヒートのハーフコートオフェンスを解説しよう。   【ラインナップ】 ①ゴラン・ドラギッチ(PG) ②ディオン・ウェイターズ(SG) ③ジョッシュ・リチャードソン(SF) ④ジャスティス・ウィンズロウ(PF) ⑤ハッサン・ホワイトサイド(C)  

[A-1] ④と③がブロック、⑤と②がエルボー付近に並ぶボックスセット(②のみ少し外側)。 左側の⑤はジッパースクリーンで④がトップ方向へカットし、①からのパスをレシーブ。一方の右側②はカットして③とスタックの状態になる。  

[A-2] ②が左コーナーへクリアし、①はスピードをつけて④からハンドオフパスをレシーブ。⑤がアフタースクリーンでポストアップしているため、④→⑤のハイローも狙うことができる。 ④はそのままジャンプシュート、もしくはドライブして得点を狙う。ドラギッチ(①)は左利きなのでプレーを左サイドで展開しているが、PGが右利きの場合はシュートする側にディフェンスがいるので、左右を逆(右サイドで展開)にした方がベターかもしれない。 (※用語は本誌参照)  

  月刊バスケットボール1月号の“NBAセットプレー図鑑”では、ウエスタンカンファレンスで首位争いを演じているヒューストン・ロケッツのプレーを紹介。自分たちのチームに合いそうなら、すぐに練習してみよう!   (月刊バスケットボール)

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