月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2021】13時男子決勝開始!! 福岡大附大濠×帝京長岡は一瞬も見逃せない戦いになる!

 

ウインターカップ2021の最終日、12月29日に行われる男子決勝戦(13:00試合開始)は福岡大附大濠(福岡②)×帝京長岡(新潟①)というカードで行われる。

 

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福岡大附大濠は2年ぶりのウインターカップ決勝進出で、前回2019年は同じ福岡の福岡第一に敗れて準優勝。福岡大附大濠はその2019年を含め、さかのぼると2017年、2014年、2013年、2003年、2001年と決勝に進出しているがいずれも敗退。来る決勝戦では1993年以来3度目の栄冠を狙う。

 

一方の帝京長岡は初のウインターカップ決勝進出。これまでの最高成績は2017年の3位だが、今年は夏のインターハイで準優勝(決勝で中部大第一に敗退)するなどポテンシャルは抜群。特に留学生#14コネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメードは205㎝という高さだけでなくうまさもあり、準決勝の福岡第一戦では24得点、27リバウンド。この#14ハメードは準々決勝・小林(宮崎)戦でも30得点、30リバウンドと驚異の数字をマークしているので、福岡大附大濠としてはマッチアップするであろう#15副島成翔がどれだけ#14ハメードを抑えられるかが一つのカギとなるだろう。

 

決勝戦に向けて帝京長岡の柴田勲コーチは「安定感のある大濠さんに対して、うちはどれだけディフェンスやリバウンドで粘れるか。大濠さんのオールコートゾーンプレスに対しては慌てずパスでつないでいけたらと思います。子どもたちは大会を通じてフィジカルや我慢強さが増してきています。準決勝の福岡第一戦も最後まで集中力を途切れさせず粘り強いプレーをしてくれました。頼もしい子どもたちを、決勝戦でもサポートしていきたい」とコメント。

 

エース#7島倉欧佑、攻守のバランスが優れている#5古川晟、チーム一番のディフェンス力を持つ#6本間栞汰、PGとして広い視野でゲームをコントロールする#8箕輪武蔵ら3年生が、柴田コーチと自らの悲願である全国初優勝をものにできるかに注目だ。

 

対する福岡大附大濠の片峯聡太コーチは「3回戦の中部大第一(愛知)戦からは毎日決勝戦だと思って臨んできて、今日、仙台大明成に勝って本当の決勝に進むことができました。しかし決勝に来るためにウインターカップに来たわけではなく、3年生も決勝に来るために3年間頑張ってきたわけではありません。頂に立つためだけにやってきたのです」と栄冠に向けてなみなみならぬ思いを語る。

 

その思いは選手も同じで、「準決勝では3Pを9本決めているので、明日はフェイスガードで抑えてくると思います。それでも大濠のいいところは自分だけでなくみんながリングに向かってドライブできるところ。ディフェンスからブレイクという自分たちのバスケットをして勝ちたいです」とエースの#13岩下准平。

 

この#13岩下はU19ワールドカップで一緒だった仙台大明成のエース#8山﨑一歩に準決勝で競り勝ち決勝進出を決めたのだが、試合後に#8山﨑から「決勝頑張れよ」と声をかけられ、「決勝絶対勝つから」と応えたとのこと。

 

帝京長岡、福岡大附大濠ともにそれぞれの決意を持って臨む男子決勝戦。一瞬も見逃せない戦いが繰り広げられるに違いない。

 

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