月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2021】女子注目選手vol.2 堀内桜花(京都精華学園/京都府①)

ゲームコントロールを向上させて3年生に日本一をプレゼントしたい

 

 

――今振り返ると、初めてのインターハイはどんな大会でしたか?

 

堀内 高校生になって初めての全国大会だったので、すごく楽しみで、実際に楽しんでプレーすることができました。初戦から強豪校と対戦できましたし、留学生がいるチームも多く、そんな環境で戦っていく中で成長できる部分もたくさんあったので良い大会だったと思います。初戦も楽しかったのですが、やっぱり明星学園戦や桜花学園戦などの接戦は楽しいなと感じました。

 

――準決勝の桜花学園戦は悔しい負け方だったと思いますが、あの試合は自信になったのか、それとも2点の重みを痛感する結果となったのか、どちらでしたか?

 

堀内 点数的にはあと一歩で勝てた試合だったと思うのですが、その2点はいろいろなミスがあった上で生まれた差だと思っています。それにインターハイは留学生に頼ってしまった部分があって、外のシュートなどがあまりうまくいきませんでした。それによって得点のバランスが悪くなってしまいました。

 

――個人的な手応えや課題はどこでしたか?

 

堀内 ブレイクなどでスピードをつけたゲームメイクができたことはよかったです。逆にドライブにいったときにフィジカル面で相手が強くて、シュートまで持っていくのが難しかったので、最後のフィニッシュの部分などは今取り組んでいるところです。

 

――ウインターカップ予選を踏まえて、これから突き詰めていきたいのはどんなところですか?

 

堀内 校長先生(山本綱義コーチ)にも指摘されたのですが、40分間トータルで見たときの戦い方をもっと身に付けていかなければなりません。ガードとして、今はもっと攻めるべきなのか、それとも落ち着かせるべきなのかといったようなゲームコントロール力はもっと向上させていきたいと思っています。

 

――では、ウインターカップの目標を教えてください。

 

堀内 チームとしては日本一を取ることです。3年生でユニフォームを着られない選手もいて、スタンドから応援してくれていました。そういう中で戦ってインターハイでは3位でした。それに、キャプテンのアコさん(瀬川心暖)たちとは中学生の頃も一緒にプレーしていて、そのときは近畿大会で負けて全中に出ることができませんでした。だからこそ、ウインターカップでは日本一を取って、ラストの大会となる3年生に日本一をプレゼントしたいです。

 

 

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(月刊バスケットボール)



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