月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2021】女子注目選手vol.1 森岡ほのか(札幌山の手/北海道①)

勝負どころで人任せにせず勇気を与えるプレーをしたい

 

 

――インターハイは聖カタリナ学園に69‐74で敗れ、悔しいベスト16でした。

 

森岡 いろいろ課題が見えた大会で、一番の敗因はディフェンスとリバウンドの甘さでした。その2つを自分が率先して頑張らなければチームのみんなも付いてきてくれないと思うので、ディフェンスで引かずに粘って、リバウンドにも貪欲に飛び込むことを意識しています。でもまだまだなので、それはウインターカップに向けてもっと磨いていきたいです。

 

 また、インターハイでは悪い流れのときに修正できず、その流れのままズルズル進んでしまいました。悪い流れのときこそ、仲間を鼓舞する声を出したりチームに勇気を与えるプレーをしたりして、流れを変えられるようにしたいです。

 

――去年に続き今年もキャプテンを務めます。アシストだけでなく得点やリバウンドなど、去年に増して求められる仕事も多そうです。

 

森岡 去年は舘山萌菜さん(白鷗大)という得点源の先輩がいて、得点やリバウンドに関して先輩たちに頼る部分が大きかったです。でも今年はもっと自分が点やリバウンドを取らなければいけなくて、インターハイではその責任感が足りなかったなと。ウインターカップでは勝負どころで人任せになるのではなく、キャプテンとして、エースとして、自分がやるんだという気持ちで点を取ったりファウルをもらったりしたいです。

 

――今年はインサイドでの得点が増えたように感じますが。

 

森岡 アウトサイドの得点だけでは確率も低いと思うので、ポストプレーなどを使ってなるべく中で確実に点を取れるように心掛けています。私はガードとしては背が大きくて、相手とミスマッチになる場合が多いので、そこをうまく突きたいです。

 

――ウインターカップでは昨年3位入賞を果たし、メインコートで貴重な経験を積みました。『もう一度あの舞台へ』という思いは強いですか?

 

森岡 はい。去年のウインターカップが高校での最初の全国大会でしたが、東京体育館のあの雰囲気は、もちろん練習試合とは全然違い、全道の決勝でも味わえない独特の雰囲気でした。今年もあの雰囲気を楽しみながら戦って、またメインコートに立ちたいです。ウインターカップは3年生の最後の大会ですし、2年生の自分もいろいろ経験できる場だと思うので、後悔のないように全力で戦って何かを得られる大会にしたいです。

 

 

【特集】ウインターカップ2021特設サイトはこちら

 

(月刊バスケットボール)



PICK UP