月刊バスケットボール5月号

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2021.12.23

安間志織がチームハイの15得点でアイスフォーゲルの11勝目に貢献 - チームは単独2位を維持

 日本時間12月23日(ドイツ時間22日)に行われた独ブンデスリーガのアイスフォーゲルUSCフライブルク対キャピトル・バスキャッツ・デュッセルドルフ戦で、安間志織が15得点、2リバウンド、2アシスト、3スティールの活躍を見せ、チームの76-47の勝利に大きく貢献した。第2Q、第3Qで点差が開いたこともあり出場時間は25分22秒と比較的短かったが、その中でも得点は単独のチームハイ、スティールもチームハイ・タイに並ぶ数字だ。


この試合はアイスフォーゲルにとって、ブンデスリーガ後半戦最初の試合。前試合では下位のアイグナー・エンジェルズ・ネルトリンゲンに77-79で苦杯を喫しが、ぜひとも勝ちたい一戦でしっかりチームを立て直してきた形だ。


試合は第1Qこそ13-12の1点リードと接戦の展開となったが、第2Qに入ると一気にアイスフォーゲル優位となった。第2Qは最初の得点から安間がベンチに下がるまでの約7分半に17-3のラン。安間はこの17点のうち、3Pショット1本とドライビング・フローター2本で7得点を挙げた。


36-19とリードを広げて迎えた第3Qにも、アイスフォーゲルは17-5のランでさらに相手を突き放した。その間、安間は速攻からの絶妙のおぜん立てあり、スティールからのドライビング・レイアップあり、プルアップからこの日2本目となる3Pショットありと攻守に躍動した。


安間はここまでの14試合で平均20.5得点、5.6リバウンド、5.9アシスト、2.6スティールのアベレージ。チームは現時点で通算成績を11勝3敗としてリーグ2位につけている。


次戦は13勝1敗の成績でリーグトップのラインラント・ライオンズが相手となる。日本時間12月30日未明(ドイツ時間29夜)に行われるこの試合は、ブンデスリーガの今シーズンにおける“頂上対決”だ。前回の対戦では、安間は17得点、6リバウンド、3アシスト、1スティールと数字を残したが、チームとしては序盤にリードを許し、第4Qの追い上げも届かず89-96で敗れた。安間とアイスフォーゲルにとっては、後半戦に勢いをつけるためにも雪辱を期する重要な一戦となる


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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