日本財団は、社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する「HEROs AWARD 2021」を12月20日に都内で開催した。

　中田英寿さん、安藤美姫さんらHEROsアンバサダーや、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会出場アスリートなどそうそうたる出席者が見守る中で行われた表彰式では、競技場の外でも社会のためにスポーツマンシップを発揮した選手やチーム・団体として、村田兆治さん（男性部門）、寺田明日香さん（女性部門）、千葉ジェッツふなばし（チーム・リーグ部門）の3組が、さらに特別表彰として歌手のAIさんが表彰を受けた。

　チーム・リーグ部門で受賞を果たした千葉ジェッツふなばしの田村征也社長は、「Bリーグ初めての受賞ということで、たいへん嬉しく思っています。千葉ジェッツは、これからも地域のハブとなり、社会貢献活動の輪を広げてまいります」と喜びをかみ締めるとともに、スポーツを通じたさらなる社会貢献活動の発展について力強く語った。

＜千葉ジェッツの社会貢献活動の数々＞

ミニバスケットゴールの寄贈

ラシード ファラーズ選手によるフードバンク訪問

ランドセルカバー寄贈（写真左より富樫勇樹選手、藤永佳昭選手）

原修太選手によるミニバスボール＆ビブス寄贈

大宮宏正選手による特別支援学校訪問

地元中学生とのフードロスメニュー開発と販売

絆Tシャツプロジェクト

　なお、村田兆治さんは野球を通じて離島の活性化に寄与すべく始動した「離島甲子園」の活動、寺田明日香さんはコロナ禍で苦しむ学生アスリートを支援する「A-START」プロジェクトの活動がそれぞれ評価されての受賞となった。

（月刊バスケットボール）