月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.12.18

八村阿蓮がBリーグ・群馬クレインサンダーズに特別指定選手枠で加入、“日本一を目指すチームの起爆剤”として期待

 12月17日、Bリーグ「群馬クレインサンダーズ」は、東海大学の八村阿蓮を獲得すると発表した。

 

 八村は名門仙台大明成を経て、東海大学へ入学。大学No.1プレイヤーの呼び声も高く、各年代での日本代表にも選ばれ、多くのタイトルを獲得してきている。輝かしい経歴を持つことから、「日本No.1を目指すチームにおいて、躍進の起爆剤になると確信しての獲得」だという。

 

 今回の加入は、特別指定選手としての契約になるという(特別指定選手制度は、学生バスケットボール連盟などに所属する満22歳以下の選手を対象に育成・強化を目的とした制度)。なお、八村は昨年度も特別指定選手としてサンロッカーズ渋谷に加入し、10試合に出場、17得点を挙げている。

 

 今年のインカレは決勝で白鴎大学に敗れ、惜しくも連覇を逃した東海大学。八村にとっても学生最後の大舞台はくやしい結果となってしまったが、4年間チームの大黒柱としてプレーした経験はかけがえのないものになったはず。Bリーグで、実兄であるNBAプレイヤー八村塁(ウィザーズ)同様に、スケールの大きなプレイを見せてほしいところ。

 

 東地区では現在7位の群馬クレインサンダーズ。八村の加入が、いかにチームを勢いづけるか。近未来のスターの活躍に注目が集まる。

 

 



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