月刊バスケットボール5月号

大学

2021.12.08

【インカレ2021】注目選手 VOL.2/飯尾文哉(日本大)&バイ・クンバディヤサン(拓殖大)

飯尾文哉(日本大#22/3年/187cm/G/洛南高

 

 

強気な姿勢で引っ張る

頼もしきシックススマン

 

 春のトーナメントで日本大を優勝に導き、ベンチ出場ながら最優秀選手賞に選ばれた飯尾。今年のリーグ戦でも厳しいマークを物ともせず、攻防にわたり強気なプレーを見せて敢闘賞に選ばれた。

 #3米須玲音や#12コンゴロー・デイビットら、主力に1年生が多い中で、飯尾は「試合に出る4年生が少ない中で、1年生の頃から試合に出ている自分が3年生でもチームを引っ張ろうという気持ちでいます。下級生には『何でも言っていい』と言っていて、実際いろいろ意見を言ってくれるのでコミュニケーションは取れていると思います」と言う。強気な姿勢でどんなときもチームを引っ張る頼もしきシックススマンが、インカレでも躍動しそうだ。

 

 

バイ・クンバディヤサン(拓殖大#23/4年/188cm/C/岐阜女高)

 

 

高さを生かしたプレーで存在感

キャプテンとしてもチームを力強くけん引

 

 秋の関東リーグでは総得点ランキングで3位、長い手足を生かしてトータルリバウンドでも8位(タイ)という成績を残したバイ・クンバディヤサン(188cm)。リバウンドでは1年生のンウォコ・マーベラス・アダクビクター(185cm)も6位となっており、2人揃って拓殖大の高さを誇示する存在となっている。そして両選手の活躍により、拓殖大は春の関東トーナメントでのベスト16から、秋の関東リーグでは3位と上昇傾向を見せている。

 今年は佐古愛とともにキャプテンも務めているクンバディヤサン。インカレは4年間の大学生活の締めくくりとなる大舞台だ。拓殖大は平成20年、22年と2度の優勝を数えるが、同大を11年ぶり3度目の優勝へと導くべく、クンバディヤサンが挑む。

 

(月刊バスケットボール)



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