月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.12.04

川崎ブレイブサンダースほか4チームが6強に進出 – 第97回天皇杯4次ラウンド

 12月1日に第97回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会4次ラウンドが全国4会場で行われ、連覇をねらう川崎ブレイブサンダースのほか琉球ゴールデンキングス、信州ブレイブウォリアーズ、アルバルク東京が1月5日に行われるクォーターファイナルへの進出を決めた。セミファイナルから登場してくる千葉ジェッツ(Bリーグ2020-21チャンピオン)、宇都宮ブレックス(Bリーグ2020-21準優勝)を含め、これで今大会の6強が出そろった。


琉球は日本代表としてFIBAワールドカップ2023アジア地区予選の対中国代表戦で活躍した岸本隆一、代表合宿に参加した今村佳太、さらには並里 成、アレン・ダーラム、ドウェイン・エバンス、コー・フリッピンらが躍動し、欠場が続いていた小野寺翔太、ジャック・クーリーも復帰。チームオフェンスで秋田ノーザンハピネッツから101点を奪う猛攻で勝利した。今シーズンのBリーグで3P成功率トップに立つ秋田のアウトサイドを封じる、フィジカルなディフェンスも光った。

 

 31得点、9リバウンド、3アシストの活躍を見せたジョシュ・ホーキンソンを軸に、アウェイゲームでシーホース三河を破った信州は、クラブとして初の6強入りとなる。信州はクォーターファイナルで琉球と対戦する。


同じくアウェイで大阪エヴェッサと戦ったA東京は、第1Qにビハインドを背負う難しい展開だったが、セバスチャン・サイズ(22得点、16リバウンド)、ライアン・ロシター(14得点、11リバウンド)の2人がダブルダブルを記録してけん引。第2Qに逆転すると以降ペースをつかんで勝利した。

 

 富山グラウジーズとホームで対戦した川崎は、16得点に14リバウンド、3アシストのニック・ファジーカスを軸として得点を重ねた一方、第2Qに富山を6点に封じる堅守で連覇に一歩前進。富山はブライス・ジョンソンの25得点、23リバウンドというモンスターゲーム、ジュリアン・マブンガの13得点、10リバウンド、8アシストというオールラウンド・ゲームもおよばなかった。

 

☆天皇杯4次ラウンド試合結果(12月1日開催)

 

琉球ゴールデンキングス101-69秋田ノーザンハピネッツ/沖縄アリーナ(沖縄県沖縄市)
琉球 101(27 17 29 28)
秋田 69(10 21 14 24)

 

シーホース三河69-78信州ブレイブウォリアーズ/ウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)
三河 69(11 15 24 19)
信州 78(23 14 16 25)

 

川崎ブレイブサンダース70-58富山グラウジーズ/川崎市とどろきアリーナ(神奈川県川崎市)
川崎 70(19 21 15 15)
富山 58(22 06 18 12)

 

大阪エヴェッサ64-79アルバルク東京/おおきにアリーナ舞洲 (大阪府大阪市)
大阪 64(22 09 16 17)
A東京 79(17 23 21 18)

 

☆天皇杯今後の予定

 

※所属のあとの丸数字は B リーグ 2020-21 シーズン順位

 

 

≪クォーターファイナル≫
日 程: 2022年1月5日(水)
対 戦:
琉球ゴールデンキングvs.信州ブレイブウォリアーズ 沖縄アリーナ(沖縄県沖縄市)
川崎ブレイブサンダースvs.アルバルク東京/川崎市とどろきアリーナ(神奈川県川崎市)

 

≪セミファイナル≫
日 程: 2022年2月9日(水)
対 戦:
千葉ジェッツvs.琉球/信州の勝者/船橋アリーナ(千葉県船橋市)
宇都宮ブレックスvs.川崎/A東京の勝者 ブレックスアリーナ宇都宮(栃木県宇都宮市)


≪ファイナル≫
日 程: 2022年3月12日(土)
会 場: さいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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