月刊バスケットボール5月号

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2021.11.29

富永啓生、3Pショット5/6で23得点の爆発、ネブラスカ大の快勝に貢献

 NCAAディビジョン1のネブラスカ大学に所属する富永啓生が、日本時間11月28日(北米時間27日)の対サウスダコタ大学戦でフィールドゴール11本中8本、3Pショット6本中5本を成功させてゲームハイとなる23得点、2アシスト、2スティールを記録し、83-70の快勝に貢献した。

 

 富永がネブラスカ大で20得点に達したのはこの試合が初。2桁得点は直近4試合で3度目のことだ。また、この試合で富永が記録した5本の3P成功数は、今シーズンのネブラスカ大全体で最多本数だった。


ネブラスカ大はこの勝利で連勝を4に伸ばし、シーズン通算成績は5勝2敗。富永は7試合すべてに出場し、平均7.1得点、フィールドゴール成功率45.9%、3P成功率36.0%。しかし直近の4試合は平均10.5得点、フィールドゴール成功率57.1%、3P成功率47.1%と、明らかに調子が上向いている。


試合後は富永も記者会見の場に登壇し、記者からの質問に答えていた。この日のパフォーマンスについては笑顔で「今日は良い感じでした(It felt good today)」。中には「得点した後に肩をすくめるジェスチャーはマイケル・ジョーダンの影響?」といった質問もあり、富永は「わかりません、でも喜びの表し方はNBAを見て身につきました(I don't really know. When I was young, I watched the NBA and I learned how to celebrate)」と返していた。


フレッド・ホイバーグHCは富永が期待どおりのシューティングタッチを見せ始めていることに触れ、「見ていて美しいものです。あの能力があるから彼はここまで来ることができました。本領を発揮するのは時間の問題だったんです。我々にとっては完璧なところでそれが来てくれましたね。あのような素晴らしいプレーを見せてくれてとてもうれしいです(It is a thing of beauty. It is what has gotten him to this point. It was just a matter of time before he took the lid off and it was the perfect timing for us. It was great to see him get going like he did)と絶賛のコメントを残している。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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