月刊バスケットボール5月号

小島エリオット海(大阪エヴェッサ) - FIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window1男子日本代表候補名鑑

©B.LEAGUE

小島 エリオット海(24) PF 198/91 大阪エヴェッサ(シャミナード大学/神奈川県)
キースタッツ(Bリーグ): G=9(3) M=15:28 P=4.8 FG%=57.7% 3P%=46.7% FT%=75.0% R=2.0 A=1.3 TO=1.1 S=0.33 B=0.22

G=出場試合数(先発回数) M=出場時間 P=得点 FG%=フィールドゴール成功率 3FG%=3P成功率 FT%=フリースロー成功率 R=リバウンド数 A=アシスト TO=ターンオーバー S=スティール B=ブロック


小島は2020年8月の時点から、FIBA ワールドカップ 2023 重点強化選手(男子代表 B チーム)として候補に名を連ねていたフォワードだ。神奈川県横須賀市出身で、NCAAディビジョン2のシャミネード大学で4年間プレーした後、2020-21シーズンから大阪エヴェッサに所属している(登録名はエリエット・ドンリー)。


サイズだけではなく運動量も多く、オフェンスでもディフェンスでもフィジカルなプレーができる。3Pショットもうまく、今シーズンのB1では、アテンプト数こそ少ないが確率は46.7%と高い。これは51試合に出場した昨シーズンの38.2%から8.5ポイントの上昇で、今回招集された24人中トップの数字だ。フィールドゴール全体での57.7%も、昨シーズンの43.2%から14.4ポイントの大ジャンプ。これも、ここまで1/1で100%のマシュー・アキノを除くと24人中トップとなる。


シューティングタッチの良さはプロ入り前からの強み。大学4年時にはシーズン 中のフィールドゴール成功率62.3%がチームハイだった。この年は3Pショットも50.0%を記録しており、所属のパシフィックウエスト・カンファレンスのオールトーナメントチーム入りを果たしている。


日本代表関連の動きとしては、2020年8月に開催された『BASKETBALL ACTION2020 SHOWCASE』の5 人制男子代表 Showcase by SoftBankで、若手で組んだTeam Powerの一人に名を連ね、同年のFIBA ワールドカップ 2023 重点強化選手(男子代表 B チーム)にも選ばれていた。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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