月刊バスケットボール12月号

NBA

2021.11.23

八村塁がGリーグへ – ワシントン・ウィザーズが発表

 ワシントン・ウィザーズへの合流が遅れていた八村 塁が、ウィザーズのGリーグチーム、キャピタルシティ・ゴーゴーの練習に参加することがわかった。日本時間11月23日(北米時間22日)にチームが発表したもので、故障欠場中のダービス・ベルターンスも同じくゴーゴーに加わるという。


ゴーゴーは、直近では日本時間11月29日(月=北米時間28日[日])にカレッジパーク・スカイホークス(NBAアトランタ・ホークスのGリーグチーム)とのホームゲームを控えている。また、その2日後の日本時間12月1日(同11月30日)にも同じ対戦が続く。チームには今シーズン、NBAで9シーズンを過ごしたベテランのビッグマン、グレッグ・モンローも加わっている。NBAとは異なる環境だが、八村にとってはあらたな刺激を得らながら実戦復帰の準備を積み上げる機会を提供してくれる世界だ。


八村がこれらの試合に出場するかはまだわからない。ただし、このトランスアクションが発表された当日の対シャーロット・ホーネッツ戦試合前会見で、ウェス・アンセルドJr. HCは八村が今後ゴーゴーで実際に試合に出場するかどうかについて、「選択肢の一つ」と答えた。「100%必要だとは思いませんが、いつかは呼び戻してより激しく競い合い走り回る内容をやるようになります。常に検討材料ではありますね。有効な土台ですし、それが良いと思えば活用したいです」

 

アンセルドJr.HCは、Gリーグでの実戦出場は必ずしも八村に必要ではないとしながらも、ゆくゆくの出場を否定してはいない


八村は日本時間11月21日(北米時間20日)のシュートアラウンドに参加したことが報じられている。今後、より実戦的な練習参加に向かっていくとのことだが、これは八村に特有なことではなく、ブランクのあったプレーヤーが復帰に向けて行う通常の経過だと、アンセルドJr. HCは話している。

 

取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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