月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.11.21

渡邊雄太(ラプターズ)のステイタスが"Out"から"Questionable"に

 長期欠場中の渡邊雄太(トロント・ラプターズ)について、NBAのインジャリー・レポートで動きがあった。現地時間11月20日15時30分(日本時間21日午前5時30分)付けで発表となった次戦の対ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦(現地21日、日本時間22日)に向けたレポートで、前戦までの「欠場(Out)」から「疑わしい(Questionable)」にアップグレードされている。

 


NBAは毎日のプレーヤーのコンディションを、チームからの報告に沿って公表している。上記レポート以降も継続的にアップデートされているが、日本時間11月21日13時の段階で発表になった最新レポートでも、ステイタスは「Questionable」のままだ。


左ふくらはぎの張りにより欠場中の渡邊だが、現在ラプターズのウエスタン・スウィングには同行している。現地時間11月18日(日本時間19日)には、ソルトレイクシティ(ユタ州)でメディアの囲み取材にも応じ、「足の痛みもあるのですが、何よりも皆がバスケットボールをしているのを見るのがつらくて。僕がやりたくてしかたがないことなのに」と戦列復帰への思いを語っていた。


渡邊はその囲み取材で、コンタクト系以外のメニューには積極的に取り組んでいることも明かしていた。実際その後、試合前の会場でワークアウトに取り組む姿がソーシャルメディアで確認されているが、その中ではアシスタントコーチと軽度ながらコンタクトする実戦的な練習に励む様子が見られた。

 

 一度故障のぶり返しを経験しているだけに、実際の復帰には念には念を入れた判断と準備を経ることになるだろう。ただ、まだ時間を要するかもしれないとはいえ、一歩前進したのは間違いない。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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