月刊バスケットボール6月号

男子バスケW杯アジア予選、ホーバスHC体制下初戦の日中対決2連戦チケット情報

FIBAアジアカップ2021予選の日本代表対中国代表戦より(写真/©fiba.basketball)

 

 11 月 27 日 (土)、28 日 (日) に、ゼビオアリーナ仙台(宮城県仙台市)で開催されるFIBAワールドカップ2023アジア地区予選 Window1、日本代表対中国代表戦2試合の概要とチケット情報が以下のとおり発表となった。

 

☆FIBAワールドカップ 2023アジア地区予選Window1概要
会 場: ゼビオアリーナ仙台(〒982-0007 宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目4-1)
試合開始: 11月27日(土)12:05- 中国代表vs日本代表
11月28日(日)18:35- 日本代表vs中国代表
主 催: 国際バスケットボール連盟(FIBA)
主 管: 公益財団法人日本バスケットボール協会
特別後援: 仙台市
後 援: 宮城県、スポーツコミッションせんだい

 

☆チケット販売概要
<AKATSUKI FIVE plus+有料会員先着先行販売>
11月6日(土)12:00~11月7日(日)23:50
<一般販売>
11月8日(月)18:00~

チケット販売の詳細情報

https://fibaworldcup2023-asianqualifires.japanbasketball.jp/ticket/

 

☆放送・配信予定
第1戦:2021年11月27日(土)12:00~ BS 日テレにて生放送
12:05~ DAZN にて生配信
第2戦:2021年11月28日(日)放送局調整中
18:35~ DAZN にて生配信


この日中対決は、日本代表についてはトム・ホーバスHCの就任後初の公式戦であり、ロスター構成や戦術的な指向のフィット感を確認する機会となる。一方、中国代表に関しては、6-7月のFIBAアジアカップ予選とオリンピック最終予選のロスターを振り返れば、若手中心のロスターの力を計る機会になりそうだ。日本代表は、その若手中心の中国代表にFIBAアジアカップで2度敗れたが、パリ2024に向け避けては通れないライバルチームの近未来のポテンシャルを感じ取る機会とするだけではなく、勝利という結果が欲しいところだろう。


両チームのロスターが固まらない現段階でこの対戦の見どころを詳しく語ることはできないが、東京2020オリンピックで女子日本代表を銀メダルに導いたホーバスHCが、男子代表でどのようなメンバーを集め、どのような形でその力を引き出し、高めていくかはいずれにしても最大の注目ポイントだ。中国代表は誰が来るにしてもワールドクラスの高さは変わらないし、その高さを生かすプレーメーカーとショットメーカーたちがそろったロスターになるのは間違いないだろう。

 

 NBLのサウスイーストメルボルン・フェニックスに今シーズン加入した216cmのビッグマン、ジョウ・チー(英語表記Zhou Qi、Zhouが姓)が来日すれば、いっそう面白い。ジョウは非常に運動能力の高いセンターで、2016NBAドラフトでヒューストン・ロケッツが2巡目16位(全体46位)で指名したプレーヤーだ。


現在はオーストラリアに滞在し、NBLデビューの準備に取り組んでいることが報じられている。タイミングから考えれば今回来日する公算は高くはないかもしれないが、中国のメディア、新華社通信のオンラインサイトによれば、フェニックスとの契約は中国代表側からの要請があれば柔軟に代表活動への参加を認める条件になっているようだ。ジョウ自身の「ナショナルチームが私を必要とするなら、私に躊躇はありません」とのコメントも紹介されている。


ジョウが来日すれば、日本のビッグマンとどのようなマッチアップを見せるかは間違いなく大きな見どころだろう。もちろんそうでなくとも、FIBA世界ランキング28位の中国代表にホーバスHC率いる新生日本代表(同35位)がどのように挑むか、非常に興味深い対戦となる。

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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