月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.11.06

渡邊雄太のラプターズ戦列復帰は「もうちょっと」 - ニック・ナースHC語る


日本時間11月6日朝のトロント・ラプターズ対クリーブランド・キャバリアーズ戦試合前会見で、ラプターズのニック・ナースHCが渡邊雄太の状況に言及した。プレシーズンゲーム初戦に出場した後、練習中に左足ふくらはぎを痛めた渡邊は、シーズン開幕後も欠場が続いている。10月末にはファームのラプターズ905で練習後、再び故障部位に何らかの異変があったことも公に。ナースHCコメントはその状況についての質問を受けてのもので、以下のような内容だった。

 

日本時間11月6日の対クリーブランド・キャバリアーズ戦試合前会見でのナースHC


「確かにちょっとぶり返してしまったんですよね。でも彼(渡邊)も良い感じで前進しています。今日、我々はごく軽くですが短いシュートアラウンドをし、彼もそのときは一緒にやりました。すごく良い感じで動いていましたよ。先週から905で動けているのは見ているので、彼もおいおい戻れるでしょう。でもたぶん、“もうちょっと”というところですね」
<ナースHCの回答英文>
“He did have a little setback. But he as well is progressing pretty good. He…., you know we didn’t do much today. We did have a short shootaround but he was out there moving really well. You know, but I’d seen him move since last week with the 905 so I think he’ coming along as well. But probably still a little bit away.”


ナースHCは渡邊に関するこのコメントの前に、同じく長期欠場中のパスカル・シアカムに言及していた。次週の2日間のギャップ(日本時間8日[月]の対ブルックリン・ネッツ戦と11日[木]の対ボストン・セルティックス戦までの2日間を指していると思われる)でじっくり練習する機会があるので、そこでシアカムのコンディションを評価し、これまで以上に長い時間コンタクトを伴う実戦的な練習をして、復帰時期に関するさまざまな判断ができそうだとのことだった。

 

 渡邉に関してはそうした内容までは語ってはいないものの、同様のことをそのタイミングで渡邊についても行う可能性はありそうだ。となれば、セルティックスとの試合の前後に以降の見通しが明確になってくるのかもしれない。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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