月刊バスケットボール6月号

国内

2021.10.30

B3の長崎ヴェルカ、B1のサンロッカーズ渋谷を破る大金星 – 天皇杯3次ラウンド

 10月30日から行われている第97回天皇杯の3次ラウンド佐賀会場初戦で、B3の長崎ヴェルカがB1のサンロッカーズ渋谷を破る大金星を手にした。前半30-43の13点劣勢を跳ね返しての勝利だった。

 

サンロッカーズ渋谷84-85長崎ヴェルカ

サンロッカーズ渋谷 84(19 24 21 20)
長崎ヴェルカ 85(10 20 29 26)


長崎は第4Q残り4分10秒に盛實海翔の3Pショットで74-76とリードを奪われた後、ハビエル・カーターのベビーフックで83-76とした残り1分6秒までの9連続得点で一気に突き放した。残り9.4秒にはジェフ・ギブスが落ち着いたボールキープで得たフリースローを2本沈めて85-81。終了間際にベンドラメ礼生がこの日13得点目となるオフバランスの3Pショットを決めたものの、85-84で勝負は決し、B3新規参入チームが2020年の第95回天皇杯で頂点に立ったB1の強豪を破る大番狂わせとなった。長崎のトップスコアラーはマット・ボンズで29得点。カーターと近藤俊太が13得点で続き、山本エドワードも11得点と4人が2ケタ得点を記録していた。

 

 長崎ヴェルカは30日12時30分から始まる秋田ノーザンハピネッツ対熊本ヴォルターズ戦の勝者と、翌31日(日)の第1試合(13時ティップオフ)で対戦する。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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