月刊バスケットボール5月号

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2021.10.25

安間志織、20得点越えの活躍でアイスフォーゲルを勝利に導く

 ドイツ女子ブンデスリーガのアイスフォーゲルUSCフライブルクに所属している安間志織が2021-22シーズンの6試合目となるルトロニック・スターズ・ケルターンとの試合に出場し、チームを80-75の勝利に導いた。公式記録が明らかになる前の手元集計では、安間は25得点、8リバウンド、11アシスト、1スティール。スピードを生かしたペイントアタックから、自身の得点とアシストを量産して勝利に貢献した。


前週の試合で今シーズン初黒星を喫したアイスフォーゲルは、この試合で出足に躓き2-11と先行された。安間はチームの最初の得点をアシストしていたが、その後10-13まで追い上げる過程で3Pショット1本による3得点に2アシストを記録。また、再び引き離された第1Q残り約4秒には、ドライビング・レイアップとそのプレーで得たフリースローによる3得点で19-22と3点差に詰め寄り、チームに勢いをもたらした。


第2Q以降、アイスフォーゲルはチーム全体で徐々に攻勢に転じる。安間はその中でやはり核となっており、前半終了間際には、トップで残り時間を見ながらボールをキープした後、鋭いドライブからのレイアップによる得点でリードを41-35の6点差に広げるなど、要所で得点を重ねた。第3Q終了間際も残り1分を切ってから4得点。64-54の10点リードで迎えた第4Qは、76-59とリードを17点まで拡大した開始からの約4分間に安間は4得点、3アシストを記録した。最終的にはこの貯金がモノを言い、アイスフォーゲルは終盤の相手の追い上げもしのぎ切ることができた。


アイスフォーゲルはこの勝利で今シーズンの通算成績が5勝1敗。次の対戦は日本時間11月1日で、ここまで6戦全勝でリーグの首位を走るラインラント・ライオンズが相手だ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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