月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.10.18

八村 塁(ウィザーズ)が安全衛生プロトコル適用から外れる

 所属のワシントン・ウィザーズへの合流が遅れている八村 塁が、安全衛生プロトコル適用から外れ、個別のワークアウトに取り組むことができるようになったことがわかった。日本時間10月18日未明(10月17日)に、ウィザーズが行った練習後会見で、ウェス・アンセルドJr.HCが明かした。

 

八村のチーム合流も近そうだ。アンセルドJr.HCのコメントからはそう察することができる


八村は去る12日にワシントンD.C.入りしたと報じられていたが、アンセルドJr.HCはこの日の会見で、「この町には到着しています。現時点でプロトコルの過程も終え、個別ワークアウトができる状態です。なので我々は、彼をその段階まで押し上げていこうとしています(He’s in town. He’s out of, you know, the protocol at this point and able to do individual workouts. So, you know we are transitioning him to that phase)」と話し、一歩前進できたことにホッとしている様子だった。


日本時間10月21日(木=北米東部時間20日水曜日)にトロントのスコシアバンク・アリーナで開催されるラプターズとの2021-22シーズン開幕戦に、八村が間に合うかどうかは非常に厳しい見通しだ。しかし個別ワークアウトに関しては、今週中にも始まるとの見方を地元の有力記者たちが発信している。

 


各チームのトレーニングキャンプが9月末から始まり、現在まで約3週間をかけて終わろうとしていることを思えば、仮に準備がほぼゼロの状態から始動することを想定すれば、実戦復帰は早くて11月上旬から中旬あたりか。ただ、八村がプライベートなワークアウトである程度仕上がっている状態なら、それよりも早くなることもあるだろう。そこはやはり、八村本人が公の場に姿を見せるまでは、何とも判断できないのが本当のところだ。

 なお、八村については、2022-23シーズンのチームオプションをウィザーズが行使する意向であることも報じられている。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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