月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2021.10.16

Wリーグオールスター2021-2022 in代々木、開催決定

 Wリーグは2022年1月29日(土)・30日(日)に、Wリーグオールスター2021-22 in 代々木を開催することを発表した。昨シーズンは新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、開催延期・中止となった華やかな祭典が戻ってくる。


会場は、昨年の開催を予定していた“バスケットボールの聖地”国立代々木第二体育館。東京 2020オリンピックで日本のバスケットボール界として史上初めてとなる銀メダル獲得を成し遂げ、続くFIBAアジアカップで5連覇を達成した日本代表メンバーをはじめとしたトッププレーヤーたちが、年に一度の、そして今回は2年分の思いを込めて、女子バスケットボールの魅力を日本全国に発信する。

 

 今回のオールスターは、Wリーグ所属13チームから選出されたプレーヤーを、前回(2020年1月19日開催)に倣って東西の枠にこだわらず2チームに分けて編成する。プレーヤーの選出は、まずファン投票により東西各チーム5名ずつを決める(投票スケジュールは後日発表)。東西分けは昨シーズンの東西カンファレンスに準じ、新規参入のプレステージ・インターナショナル アランマーレは東に入る。その上で、東西最多得票獲得選手各1名をキャプテンとし、ファン投票で選ばれたキャプテン以外の8人のプレーヤーをドラフト指名していくことにより、東西の枠にこだわらないチーム分けが行われる。さらに、両チームにリーグ推薦選手数名と Twitter 投票選出選手を加え、両オールスターチームで対戦する。


アリーナ立川立飛で行われた2020年の前回は、ファン投票で13,919票を集めた町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)がキャプテンを務めたTeam BLUEと、10,689票を獲得した本川紗奈生キャプテン(当時シャンソン化粧品シャンソンVマジック、現デンソーアイリス)が率いるTeam GREENに分かれての対戦となり、Team GREENが101-90で勝利した。


このイベントは試合だけではなく、ノリの良いオールスター・プレーヤーたちが爆笑を誘う“一芸(?)”を次々と披露するなど、ユニークなエンタテインメントを提供し大好評だった。MVPに輝いたのは馬瓜エブリン(トヨタ自動車アンテロープス)。また、MIP(最も印象に残るプレーヤー)には高田真希(デンソーアイリス)が選出された。


また、メインのオールスターによる対戦に加えて、U22、U24の若手をフィーチャーした『Wリーグフレッシュ☆オールスター』、3x3版のオールスターゲームとして『Wリーグ 3x3 ベストオブベスト オールスターマッチ』、『3Pショットコンテスト(優勝: 三好南穂[トヨタ自動車アンテロープス])』、『スキルズチャレンジコンテスト(優勝: 安間志織[当時トヨタ自動車アンテロープス、現ドイツ女子ブンデスリーガ アイスフォーゲルUSCフライブルク])』と、女子バスケットボールの醍醐味を堪能できるさまざまな企画が盛り込まれていた。『吉田亜沙美 presents DREAM GAME』では、当時JX-ENEOSサンフラワーズ(現在のチーム名はENEOSサンフラワーズ)に所属した吉田(現東京医療保健大学アシスタント)の声がけにより、吉田自身の元チームメイト対元ライバルという構図のレジェンドゲームが実現。幅広い年齢層のファンから好評の声があふれていた。


今年のオールスターに関しては、今のところメインのオールスターゲームの開催決定という以外の詳細は明かされていない。チケット情報等を含め、今後の続報を要チェックだ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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