月刊バスケットボール1月号

FIBA女子ワールドカップ2022予選出場16チームが確定

 9月30日にFIBA女子アジアカップ2021の準決勝進出チームが確定したことにより、2022年2月に開催されるFIBA女子ワールドカップ2022予選に出場する16チームが以下のとおり出そろった。

 

☆FIBA女子ワールドカップ2022予選出場チーム

※カッコ内はFIBA世界ランキング

アジア: オーストラリア(3)、中国(7)、日本(8)、韓国(19)
アメリカ: アメリカ(1)、カナダ(4)、プエルトリコ(17)、ブラジル(14)

ヨーロッパ: フランス(5)、ベルギー(6)、セルビア(9)、ベラルーシ(11)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(27)、ロシア(12)

アフリカ: ナイジェリア(16)、マリ(41)


2022年2月10日(木)から13日(日)まで開催される予選会(開催地未定)では、これら16チームが4チームずつの4グループに分かれて総当たりのリーグ戦を行い、各グループにおける上位3チーム(全12チーム)がワールドカップ本大会への出場権を獲得する。ただし開催国オーストラリアと、東京2020オリンピックで金メダルを獲得したアメリカの本大会出場はすでに決定済み。予選会の組み合わせは今年11月の抽選会(日時等詳細未定)で決められるが、両チームが組み込まれたグループでは、それぞれを除く上位2チームに本大会出場権が与えられる。

 

 今回の予選では、FIBA世界ランキングが一桁台の上位国の中で、アメリカに次ぐ2位に座しているスペインの名前がない。スペインの女子バスケットボール界は世代交代の過渡期にある上、6月に開催されたFIBA女子ユーロバスケット2021では、主力のアルバ・トーレンスが新型コロナウイルス陽性判定を受けプレーできない状況で、この予選会への出場条件となる6位以内に勝ち上がれなかった。

 

 予選出場チームでFIBA世界ランキングが最も低いのは41位のマリ。近年力をつけてきており、9月27日まで開催されていたFIBA女子アフロバスケット2021で準優勝したチームだ。この大会にはセネガル代表としてトヨタ自動車アンテロープスのシラ ソハナ ファトー ジャが出場しており、上位2位までに入ればワールドカップ予選出場の可能性があったが、優勝したナイジェリアに準決勝で敗れ4位で大会を終えていた。アフリカからは同大会の1位、2位チームがワールドカップ予選への出場権を得た。

 

 ワールドカップ本大会は2022年9月22日(木)から10月1日(土)まで、シドニー(オーストラリア)で開催される。

 

FIBA女子ワールドカップ2022のマスコット、Karlu(©fiba.basketball)

 

☆FIBA女子ワールドカップ2022公式サイト・SNS
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文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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