アグレッシブな攻防で圧倒! 千葉が好調・北海道下す
21得点、7アシストで勝利に貢献した千葉#2富樫 開幕から好スタートを切っている千葉と北海道。ともにハイレベルの東地区に所属し、ここまでは勝ち越して同地区クラブとの対戦を迎えた。 特に北海道は幾度となく接戦を制し、前評判を覆す成績を残しているが、この千葉戦から栃木、琉球との対戦が続き、今後勝ち抜いていくための第一関門と言える。 得点力が高く、リーグ最多の679得点(8試合)を積み上げており、同じく速い展開からの攻撃を得意とする千葉という興味深い対戦となった。 しかし「前半はエネルギー、強度など全てで上回られてしまいました」と北海道・水野ヘッドコーチが振り返ったとおり、千葉は序盤からエンジン全開だった。#2富樫のドライブからの得点や「ノーマークをうまく見付けることができました」(富樫)とキックアウトから#27石井、#34小野らが次々と3Pシュートを沈めた。
ここまで調子が上がらなかった千葉#27石井は今シーズン最多の13得点 1Qだけで5本の3Pシュートを沈め、28−12と大量リードを得た千葉だが、立ち上がりは課題としていた。前節の大阪戦では2戦ともに1Qでビハインドを負う展開となり、苦しい試合を強いられていた。 だからこそ、この試合ではアグレッシブなディフェンスで北海道の攻撃を防ぎ、「チームとしていいディフェンスができ、リズムをつかむことができました」と富樫は振り返った。千葉はその後もリードを広げ、53−22と31点差で前半を終えた。 だが後半は北海道がディフェンスから流れをつかむ。#15トラソリーニがダンクを含む8連続得点を挙げれば、#5ミラーや#8多嶋も続く。千葉の大野ヘッドコーチは「課題の残る後半。3Qの入りでもう一度ディフェンスでフォーカスできませんでした」と話し、富樫が奮闘したものの劣勢になってしまう。