月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2017.10.25

【B.STARS Vol.7-③】岡本飛竜(島根スサノオマジック)&道原紀晃(西宮ストークス)

筋骨隆々の肉体と自慢のスピードでインパクトを放つ小兵/岡本飛竜 クラブ最古参は攻防両面で活躍するコンボガード/道原紀晃   【岡本飛竜】 島根スサノオマジック#1/170cm/PG/1993年4月20日生まれ/拓殖大【道原紀晃】西宮ストークス#13/PG・SG/178cm/1989年9月7日生まれ/大阪商業大  

    初の“B1昇格同士”の対決! 激戦が予想される注目戦はマスト・ウォッチ!    岡本と道原。この2選手が所属する島根と西宮が、来る10月25日に西宮市立中央体育館で直接対決する。島根は10月7日に王者栃木を延長で破るという大金星を挙げるなど4勝している(4節終了時点※以下すべて)反面、西宮はわずか2勝という状況を考えると、ホームで戦う西宮にとっては“マスト・ウィン”の試合となる。    このうち岡本は、勝利した7日の栃木戦で6得点、4リバウンド、2アシスト、1スティールとベンチからマルチな活躍を見せた。圧巻だったのは、4Q残り約8分で見せたプレー。何と2本連続でオフェンシブ・リバウンドを奪い、ビッグマンが居並ぶリング下で見事レイアップを沈めたのだ。スターターでもなければ、勝負どころで常にコートにいるわけでもないが、インパクトを残してみせた。    その島根は、昨季からロスターを一変。今季は岡本と、島根一筋のベテラン#5山本エドワード以外は全て新加入選手という構成だ。得点源の#40ジョシュ・スコットをはじめ、新潟から移籍したキャプテンの#0佐藤公威、大阪から加入した#18相馬卓弥などが主軸となり、今はまだチーム・ケミストリーを構築している最中で、未だ81得点以上奪った試合がないことからも、勝利にはリバウンドで相手を上回ること、そして西宮を65得点未満に抑えることが必須となりそうだ。    一方、出場8試合全てで23分以上プレーし6試合で9得点以上を奪っている道原は、『安定している』という評価を与えてもいいのかもしれない。しかし、3Pシュートの試投数はここまで僅か9本で確率も33.3%。得意とするドライブを生かすべく、アウトサイドシュートでの得点力にもアクセントを加えたいところだ。    クラブとしては、#21コナー・ラマートを軸に、#14ジョーダン・ヴァンデンバーグと#2ドゥレイロン・バーンズという外国籍選手たちがそろい、道原、そして#9谷直樹がオフェンス面の中軸を担う。開幕8試合で2勝しか上げていないものの、毎試合70得点前後をマークしているため、どちらかというとディフェンス面の奮闘が勝利のカギとなるだろう。    いずれにせよ、両チームとも勝利のためにティップオフからアグレッシブなプレーをしてくることが予想できる。試合はいずれかのクラブが大差を付けるのではなく、接戦の展開となるだろう。はたして、“B1昇格対決”における意地の見せ合いは、どちらの勝利となるのだろうか。   (おわり)   ▼月刊バスケットボール編集部員が語る“岡本飛竜”のここに注目!! https://sports.mb.softbank.jp/vod/player/15004▼月刊バスケットボール編集部員が語る“道原紀晃”のここに注目!!https://sports.mb.softbank.jp/vod/player/15005  

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