月刊バスケットボール5月号

日本代表

2021.08.25

東京2020パラリンピック車いすバスケ女子日本代表試合結果(8/25)

 

 東京2020パランピックの車いすバスケットボールは、8月25日に女子が開幕。日本代表は第4試合でオーストラリア代表と対戦し、73-47で幸先の良い勝利を手にした。

 

8月25日第4試合 予選ラウンドグループA(武蔵野の森スポーツプラザ)
日本(1勝)73-47オーストラリア(1敗)


オーストラリア 47(14 14 11 08)
日本 73(16 18 18 21)

 

 前半、日本代表はハイポインターのアンバー・メリット(持ち点4.5)を中心に得点を重ねたオーストラリア代表をなかなか引き離すことはできなかった。しかし、攻守に素早いトランジションを徹底し、第1Q終盤以降はほとんどの時間帯でリードする展開に持ち込んだ。

 

 34-28の6点リードで迎えた第3Qには、藤井郁美(4.0)の速攻からのレイアップを皮切りに6連続得点で40-28と一気に突き放す。そのままの流れで52-39と13点差をつけて突入した第4Qにも、今度は開始から2分と立たずに7連続得点で59-39と20点差をつけ、主導権を握った。

 

 終わってみれば73-47の26点差。バックコートから積極的に仕掛ける厳しいディフェンスが奏功し、日本代表はオーストラリア代表に24個のターンオーバーを犯させ、そこからの得点で25-11と圧倒。速攻でのポイントでも16-6と大きく上回った。

 

 チーム最多得点は、フィールドゴール14本中8本を成功させた北田千尋(4.5)の16得点。今大会に共同キャプテンの一人として臨んでいる網本麻里(4.5)は、13得点、11リバウンド、11アシストのトリプルダブルに加え2スティールも記録した。

 

 もう一人のキャプテンである藤井も13得点、6リバウンド、9アシスト、2スティールとオールラウンドな働きぶり。日本代表は12得点を記録した萩野真世(1.5)を含め4人が2ケタ得点に到達したほか、登録12人全員がコートに登場し、はつらつとしたプレーを見せた。萩野はフィールドゴール7本中6本を決める効率の良さに加え3リバウンド、6アシスト、3スティールも記録している。

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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