月刊バスケットボール5月号

銀メダル女子バスケ日本代表、報奨金は一人500万円

プレーヤーには規定額に加えて特別報奨額もプラス。スタッフへの支給もあり、チーム全体の努力が公正に評価された印象だ(写真/©fiba.basketball)


東京オリンピックで日本のバスケットボール界として初の銀メダル獲得を成し遂げた女子日本代表チームに対する報奨金について、8月12日の公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)理事会で議決・承認が行われた。それを受け、報奨額に関して13日に以下のとおり発表があった。

 

〇プレーヤー12人: 500万円/人
※報奨金規程に定められた額300万円/人に特別報奨金200万円/人を加えた額

 

〇チームスタッフ12人: 200万円/人
※対象者は、ホーバス トムHCを除くチームスタッフ11名および佐藤晃一部JBAスポーツパフォーマンス部会長

 

 佐藤部会長は、故障者の長期的なリハビリ活動の担当者として、今オリンピックでのチームの躍進に多大なる貢献をしたことが認められ授与対象となった。また、ホーバスHCについては、ヘッドコーチ契約に従い別途授与することが明かされている(ただし契約内容は個人情報のため、金額等詳細は非公表)。

 

■三屋裕子JBA会長コメント

 

 日本バスケットボール界としてオリンピック初の銀メダルを獲得した女子日本代表チームに対する報奨金について理事会にお諮りした結果、日本バスケットボール界にとって 『金メダル』 級の快挙であったことについてご賛同をいただき、特別報奨金を含む、上記報奨金の授与が決定いたしました。

 

 選手・スタッフに対する敬意を、少しでも形にできたことを、心より嬉しく思います。

 

 ホーバス HCが評したように、今回のチームはスーパースターこそいませんでしたが、まさに チーム一丸となった結果の 『スーパーチーム』 でした。バスケットボールをプレーする子どもたちの目標として、またご声援・ご支援くださる多くのステークホルダーの皆様に愛される存在として、女子日本代表チームがますますの活躍を見せてくれることを期待しています。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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