月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2021.06.25

Wリーグに新規参入のプレステージ・インターナショナル アランマーレが2021-22シーズンのチーム体制を発表

 

 2021-22シーズンからWリーグに新規参入するプレステージ・インターナショナル アランマーレがチーム体制を発表した。スタッフ及び選手は下記のとおり。

 

<スタッフ>
部長 髙島 由美
副部長 笹原 友希
ヘッドコーチ 小嶋 裕二三
アドバイザリーコーチ 高橋 憲一
ストレングスコーチ 山岡 洸太
トレーナー 内田 幸織
アナリスト 長谷川 世奈(新加入)
マネージャー 長島 汀
マネージャー 杉 美穂(新加入)

 

<選手 16名>
#1 久岡 真歩子
#2 嘉陽 梨佳子(新加入)
#3 小濱 菜摘(新加入)
#5 古屋 有紀
#6 玉田 那奈
#9 田邉 風香
#11 河瀬 ひとみ
#12 コナテ・カディジャ(新加入)
#13 中島 萌奈美
#14 児玉 楓
#15 砂川 夏輝 (副キャプテン)
#23 平松 飛鳥 (キャプテン)
#24 小澤 彩佳
#33 田中 陽子
#37 佐藤 ひかる(新加入)
#50 佐藤 千裕

 

「甘い世界ではありません。覚悟を持って臨みます」

 

 リーグとしては17年ぶりの新規参入、また東北のチームとしては初ということもあり注目度の高いアランマーレ。小嶋裕二三ヘッドコーチは記者発表の席上で、「発足して23年目のシーズンを迎える国内最高峰のWリーグに、アランマーレが新規参入することにより、Wリーグ全体が活性化されることはもちろん、秋田県を含む東北地方の女子バスケットボール界に好影響を及ぼすことを多くの方々より期待されております」と語り、さらにこう続けた。「東京オリンピックでメダル獲得を目指す日本代表の全選手が所属する、世界水準の女子バスケットボール界トップリーグは、甘い世界ではありません。伝統も実績も乏しいアランマーレが迎える初めてのシーズンは、相当の覚悟を持って臨まなければなりません」。

 

 その覚悟を示すように、参入1年目のアランマーレのテーマは、常に「攻め続ける」だという。「オフェンスでは果敢にアタックし続け、ディフェンスでも積極的にボールを奪いに行き続ける。相手に左右されることなく、自分たちがやるべきことを貫き通す。当たり前のことですが、強大な敵がそれを阻んできても怯むことなく胸を張り、苦しく厳しい状況下でもチームが結束して立ち向かう。そのようなチームと一人ひとりの姿を皆様にご覧いただきたいと思います」

 

 チームの具体的目標については、初シーズンはまず複数勝利を目指し、早ければ3年、遅くとも5年以内にレギュラーシーズン上位8チームによるプレーオフ進出を目指すという。そのためには、現有戦力の強化はもちろん、有望選手のスカウトにも注力。さらに、地元秋田を中心に、東北出身選手の獲得のために、当該エリアにおけるジュニア世代の育成強化にも積極的に貢献していきたいという。

 

 小嶋ヘッドコーチは、「“地域の皆様に愛され、ともに成長できるチーム”になることを切望しています。そのためには“日本一になること、オリンピック選手を輩出すること”の2点をチーム最大の目標に据えて活動していく決意」と意気込みを語った。

 

【キャプテン 平松飛鳥】
「アランマーレ秋田は、東北・秋田で初のWリーグ参戦チームであり、私自身は2度目のWリーグ挑戦となるので、チームとしても個人としてもスローガンのとおり“チャレンジ”のシーズンになるかと思います。新加入チームだからこそ、どんな相手にも果敢にチャレンジしていき、会社、秋田の方々をはじめ、応援してくださる皆様に元気と感動を届けます」

 

【副キャプテン 砂川夏輝】
「今期からWリーグに参入となるので、チームも自分自身にとってもチャレンジの年となります。今回の参入にご尽力を賜りました皆さんに心から感謝しております。また、トップリーグの中で戦えることを大変嬉しく思います。自分にできること、やるべきことに集中してプレーでもチームに貢献し、成長し続けていけるよう頑張ります」

 

記者発表ではユニフォーム姿も披露。

写真は左より#1久岡真帆子、#13中島萌奈美、#23平松飛鳥、#33田中陽子の各選手

 

(月刊バスケットボール)



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