3×3女子日本代表、5.28(金)にオリンピック予選でウクライナ、タイと対戦
今大会に向けては西岡里紗、田中真美子、山本麻衣、篠崎 澪、永田萌絵、馬瓜ステファニーの6人(写真左からの順)がオーストリアに入り、最終的に西岡、山本、篠崎、馬瓜の4人を女子日本代表として戦っている(写真/©fiba.basketball)
オーストリアのグラーツで開催中の3×3バスケットボールのオリンピック予選に出場している女子日本代表が、大会3日目の5月28日(金)にプールBの2試合に臨む。この日は日本時間18時からウクライナと、そして20時30分からはタイを相手に戦ってプールラウンドを締めくくる。
大会2日目までを終えた段階で、2勝0敗の女子日本代表はプールBのトップに立っている。28日の最初の相手となるウクライナはタイに対して21-7とノックアウト勝ちしたが、日本が倒したオーストラリアに12-15で敗れ1勝1敗の2位。またタイはイランに対する21-20の勝利で1勝1敗として4位につけており、2連敗のイランが5位という状況だ。これまでの戦いぶりから見る限り、日本、ウクライナ、オーストラリアの中から2チームが、5月30日(日)決勝トーナメントに進む有力チームなのは間違いない。
20チームを4つのプールに分けて行われているプールラウンドの、現時点での順位は以下のとおりだ。
☆3×3オリンピック予選各プール順位 ※2日目終了時点(カッコ内は勝敗)
プールA 1位ドイツ(2-0)、2位アメリカ(2-0)、3位フランス(1-1)、4位ウルグアイ(0-2)、5位インドネシア(0-2)
プールB 1位日本(2-0)、2位ウクライナ(1-1)、3位オーストラリア(1-1)、4位タイ(1-1)、5位イラン(0-2)
プールC 1位エストニア(2-0)、2位ハンガリー(1-1)、3位オランダ(0-1)、4位ベラルーシ(0-1)、5位スリランカ(0-1)
プールD 1位オーストリア(2-0)、2位スペイン(1-1)、3位スイス(1-1)、4位イタリア(1-1)、5位チャイニーズタイペイ(0-2)
※各プール上位2チームが決勝トーナメントに進出
※同勝率の場合は平均得点が高いチームが上位
日本がもしプールBを1位通過する場合には、決勝トーナメントの初戦(準々決勝)はプールD2位のチームが相手。プールDは現時点で、最下位のチャイニーズタイペイこそ出遅れてしまったが、4位から上のチームは実力的にも近く、どのチームが上がってくるか予想しづらい「死のグループ」の様相を示している。いずれのチームも日本よりもFIBAランキングでは下位だが、勝ち抜けてくる公算の強い上位4チームに簡単に勝てる相手は一つもない。
日本は順調に決勝トーナメントに残り、最終的に今大会3位以内に勝ち上がれば東京オリンピック出場が決定する。もしも今大会で出場権が得られない場合には、残る出場枠1枠をかけて最終予選の位置づけとなる『FIBA 3×3 ユニバ―サリティー方式オリンピック選考会2021 (UOQT)』(ハンガリーにて6月4日[金]から6日[日]まで開催予定)に出場することになる。
プールDのスイス対スペインは16-14でスイスが勝利した(写真/©fiba.basketball)
■FIBA 大会公式サイト(英語版):
http://www.fiba.basketball/olympics/3x3/2020/OQT
【備考】 OQT 放送関連情報
■ABEMA 『FIBA3×3 オリンピック予選 2021』 女子日本代表全試合中継
放送チャンネル:SPORTS LIVE 2
解説:栗原三佳、ともやん【レイクレ】 / 実況:新岡 潤
〇5月28日(金) 午後5時45分~(第 3・4 試合を生中継)
視聴 URL: https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/EN5m2KtNi3935H
〇5月30日(日) 午後7時30分~(生中継)
(準々決勝・準決勝 / 五輪出場権獲得試合、3 位決定戦/ 五輪出場権獲得試合)
視聴 URL: https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/EN5m1jDaJ51Pfm
文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)