月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.05.25

群馬クレインサンダーズがB2王者に - 来シーズンは茨城ロボッツと共にB1昇格

B2王者の称号を持って、群馬クレインサンダーズはB1に挑戦する(写真/©B.LEAGUE)

 

 5月22日から24日にかけて太田市運動公園市民体育館(群馬県太田市)で開催された、群馬クレインサンダーズと茨城ロボッツによるB2プレーオフファイナルで、群馬が茨城を2勝1敗で下してB2年間優勝を達成した。両者1勝1敗で迎えた24日のGAME3で、群馬はブライアン・クウェリが28得点、ジャスティン・キーナンが23得点、さらにはマイケル・パーカーと野﨑零也も20得点を記録するなど、持ち前のオフェンス力が爆発し茨城を圧倒。98-75でシリーズを2勝1敗として王座に就いた。

 試合を終えた後のインタビューで平岡富士貴HCは、枯れた声をふり絞るように「ありがとうございました」とまずは感謝を述べ、「今年は本当にたくさんの気づきや学びをいただきました。皆さんに支えられて、こうして優勝できて本当にうれしいです」と話し、ファンと喜びを分かち合っていた。チーム公式サイトには、「日頃より群馬クレインサンダーズに熱いご声援、ご協力頂き誠にありがとうございます。本日の勝利をもって群馬クレインサンダーズはB2 PLAYOFFS 2020-21 優勝が決定しました!!!」とチーム一同からB2制覇を報告する感謝のメッセージが投稿されている。
なお、B2プレーオフ最優秀選手賞(MVP)には、群馬のトレイ・ジョーンズが選出されている。B1ライセンスを取得している両チームは、ともに来シーズンを初めてB1で戦うことになる。
また、5月21日から23日にかけてウイング・ハット春日部(埼玉県春日部市)にて行われたB2位決定戦では越谷アルファーズが仙台89ERSを2勝1敗で破って3位の座についた。

 

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島田慎二BリーグチェアマンからMVPのトロフィーを受け取るトレイ・ジョーンズ(写真/©B.LEAGUE)

 

■B2 PLAYOFFS 2020-21最終成績
【優 勝】 群馬クレインサンダーズ
【準 優 勝】 茨城ロボッツ
【3 位】 越谷アルファーズ
【4 位】 仙台89ERS
【ベスト8】 山形ワイヴァンズ、ファイティングイーグルス名古屋、西宮ストークス、佐賀バルーナーズ

 

■B2 PLAYOFFS FINALS 群馬クレインサンダーズ対茨城ロボッツ
<GAME1> 2021年5月22日 群馬94-90 茨城
☆ボックススコア https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6974
<GAME2> 2021年5月23日 群馬80-83 茨城
☆ボックススコア https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6975
<GAME3> 2021年5月24日 群馬98-75茨城
☆ボックススコア https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6976

 

■B2 PLAYOFFS 3位決定戦 越谷アルファーズ対仙台89ERS
<GAME1> 2021年5月21日 越谷73-74仙台
☆ボックススコア https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6977
<GAME2> 2021年5月22日 越谷72-61仙台
☆ボックススコア https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6978
<GAME3> 2021年5月23日 越谷66-54仙台
☆ボックススコア https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6979

 

■島田慎二Bリーグチェアマンのコメント
群馬クレインサンダーズの皆さん、B.LEAGUE 2020-21 シーズン B2 年間優勝、誠におめでとうございます!そして改めて、B1 昇格もおめでとうございます。前回は惜しくも準優勝でしたが、その雪辱を晴らすという気概を感じる素晴らしいプレーを見せていただきました。群馬県内のプロスポーツチームが、最上位のリーグに所属するのが初めてとのことで、県内のスポーツをけん引する存在になることを願っています。惜しくも準優勝となった茨城ロボッツも B1 昇格が決まっていますので、来シーズンもこの B2 ファイナルのような熱い試合を見せてくれることに期待しています。

 

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文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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