月刊バスケットボール6月号

関東王者を決める白熱した戦い! 制したのは八王子学園八王子

5月30、31日に茨城県のひたちなか市総合運動公園総合体育館で開催された、関東高校男子選手権大会。関東1都7県の各代表チームが集まり、八王子学園八王子が熱戦を制し優勝した。 1回戦の取手二に大勝し、2回戦の相手は2月の関東新人大会決勝で対戦した桐光学園。桐光のエース④須藤が開始早々に負傷し、八王子が有利かと思われたが、桐光が粘りを見せ延長戦に突入。しかし、延長では八王子の⑦ゲイが確実にゴール下で得点し逃げ切った。 前橋育英を大差で下し、迎えた決勝。相手の土浦日本大は、個人能力が高く果敢に1対1を仕掛けてくる。対して、八王子は④新屋と⑧多田のシューターコンビが幾度となく反撃の芽を摘み、八王子のペースで試合は終盤へ。4Qに入り、ディフェンスで流れをつかんだ土浦が反撃に転じ、最後は1点を争う勝負になるが、新屋と多田のドライブで勝負あり。87-86のスコアで、関東新人に続いて、春も制し“関東完全制覇”を達成した。 八王子のキャプテン、新屋は「優勝できて良かった」とホッとした表情を見せた。5年ぶりのインターハイ優勝に向け、好スタートを切った。 なお、Bブロックの優勝は市柏。エースの④小平、センターの神谷がケガで不在の中勝ち抜き、決勝の正智深谷戦は72-71の僅差で勝利した。 今年のインターハイは7月29日から8月3日まで京都市で開催される。暑さの厳しい京都で、高校生たちの熱い戦いが繰り広げられそうだ。

(写真は高確率のシュートを次々に決めた八王子学園八王子⑧多田)

PICK UP