月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2021.04.25

月バスSet Play of the Week(162)サンダー

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 チームを解体し、若手が中心となったオクラホマシティ・サンダー。4月2日のフェニックス・サンズ戦ではテオ・マレドンとアレクセイ・ポクシェフスキーの10代のプレーヤーがそろって20得点以上を挙げるというNBA記録を打ち立てた。今週のトロント・ラプターズ戦ではスターター5人がルーキーと2年目だけで構成される非常に若いプレーヤーばかり。試合のオープニングで見せたセットプレーを解説していく。

 

【ラインナップ】
①(PG)…テオ・マレドン
②(SG)…ルーゲンツ・ドート
③(SG)…ダリアス・ベイズリー
④(C)…アレクセイ・ポクシェフスキー
⑤(C)…モーゼス・ブラウン

 

【A-1】
①がボールキャリー、③・②はディープコーナー、⑤・④はスロットを走る“ディレイ”からプレーが始まる。
④は①にボールスクリーンを仕掛けるようにピール(ディフェンスをはがす)してカット。⑤は左のハイポスト付近でタイミングを合わせる。①がそのまま右コーナーの②とDHO。①はコーナーへカットする。

 

【A-2】
④と⑤は③にスタッガードスクリーンをセット。③はそのスクリーンを使ってウイング方向へカットし、チャンスがあればシュートを狙う。②はDHOからそのままドライブ。ディフェンスの状況を見て、リロケイトした④にキックアウト。④はボールをレシーブして3Pシュートを放った。

 

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(月刊バスケットボール)



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