月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.04.13

2021.4.11、沖縄アリーナ初イベント『Our First Games』が無事開催される

2021年4月11日、沖縄アリーナ初のバスケットボールの試合が行われた(写真/©琉球ゴールデンキングス)

 

 2021年4月11日、多くの人々にとって、沖縄アリーナでの初試合となる『Our First Games』が無事に開催された。沖縄アリーナに息が吹き込まれ、その歴史の第一歩が踏み出された。

 当初は4月10・11日にB.LEAGUE 2020-21シーズン第32節の琉球ゴールデンキングス対シーホース三河戦が行われる予定だった。しかし3月31日に三河チーム内に新たな選手の新型コロナウイルス感染症陽性判定が判明したことを受け、「Bリーグ規約第55条第2項第1号」に基づくチェアマン決定による試合中止に至っていた。そこで琉球は、関係者一同の大きな喪失感を払しょくし、苦しい時こそ「沖縄をもっと元気に!」の理念を追い求め、多くの人々と共に作り上げる『Our First Games』の実施を決定し、4月3日に発表した。

 この日開催された『Our First Games』には、キングスのメンバーはもちろんのこと、地元の小・中学生やキングスのユースチームが参加。「キングス 対 キングス」のエキジビションや、将来のキングスを⽀えるユースチーム「U15/U18 紅⽩戦」、また周辺地区のミニバスチームによる「キッズゲーム」などがコート上で展開された。会場には多くの来場客とメディアを迎え入れ、キングスグッズショップやフードサービスなども稼働。まさしく新たな歴史の始まりを感じさせる息吹にあふれた一日となった。

 キングス公式サイトには当日夜に、「沖縄アリーナが、多くの人々にとってのホームアリーナとなるよう、当社グループ一丸となり、団結して精進します。新しい環境で至らないところも多々あり、ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、引き続きの応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と、これからに向けた意欲を表すメッセージが公開された。

 

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(月刊バスケットボール)



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