月刊バスケットボール6月号

NBA

2021.04.03

NBAの月間最優秀コーチ賞、3月はモンティ・ウィリアムス(サンズ)とネイト・マクミラン(ホークス)が受賞

 

 NBAの3月度の最優秀コーチ賞にウエスタンカンファレンスではモンティ・ウィリアムス(フェニックス・サンズ)が、イースタンカンファレンスではネイト・マクミラン(アトランタ・ホークス)が選出された。
サンズのウィリアムスHCは、3月中の14試合でチームをウエスタンカンファレンスのトップ・タイにあたる11勝3敗の好成績に導いた。ホームだけでなく、ロードでも5勝1敗と強さが光った。
ウィリアムスHCは自身としてニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)を率いていた2011年1月以来2度目の同賞受賞だが、その当時もクリス・ポールがチームのポイントガードを務めていた。サンズのヘッドコーチがこの賞を手にしたのは2013年12月のジェフ・ホーナセック以来で、チームとしてはコットン・フィッツシモンズ、ポール・ウエストファル、フランク・ジョンソン、マイク・ダントニ、アルビン・ジェントリー、そしてホーナセックに次ぐ7人目となる。
サンズは今シーズン、3月末時点でリーグトップの33勝14敗という成績。ロードでも16勝6敗であり、ホームを離れての強さは3月だけではなくシーズンを通じてのものだ。
イースタンカンファレンスでこの賞を受賞したマクミランHCは、3月1日に暫定ヘッドコーチに就任したばかりだが、14勝20敗で引き継いだチームを月間通算記録9勝4敗に導き、“借金”をあと一つまでに減らしている(4月の初戦も勝利し、アメリカ時間4月2日時点では24勝24敗)。
就任直後からホークスはいきなり8連勝を記録したが、これはシーズン半ばで就任したコーチとしては2003-04シーズン以降で最長記録とのことだ。ホークスの8連勝は2014年12月27日から1月31日までの19連勝以来最長の連勝記録。また、その間に記録したロードでの5連勝も、2017年の1月4日から16日にかけて記録して以来の最長記録だった。
マクミランHCは自身として7度目の同賞受賞。ホークスのコーチが月間最優秀コーチ賞を受賞するのはマクミランHCで8人目であり2015年1月に現在ミルウォーキー・バックスでヘッドコーチを務めているマイク・ブーデンホルザー氏が受賞して以来のことだ。

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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