月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2021.04.02

PCR検査回数を増やし「最後までやり切りたい」と島田慎二チェアマン

 新型コロナウイルス感染の影響を受け、ここのところ試合の中止が相次いでいるBリーグは、4月1日に臨時の実行委員会を開催。その後の島田慎二チェアマンらが記者会見を行った。Bリーグにおいて4月1日の時点で3月19日以降の新型コロナウイルス感染者は65人(選手・スタッフ合計)となっており、同時点で中止になっている試合はB1、B2合わせて54試合に及んでいる。そうした状況下、実行委員会で確認されたのは「選手、関係者、ファンを含めた安心できる環境」「ポストシーズンの実施」「可能な限り中止になったゲームの代替試合を実施する」ということだという。

 今後もBリーグのシーズン、ポストシーズンは予定どおり開催する方針は変わらず、現時点で中止になっている試合についても、予備日程の中でできる限り代替し、シーズンを消化していく方針を実行委員会で確認した。その上で各クラブが改めて感染拡大を防ぐための指導や防止対策の徹底を行うと同時に、これまで2週間に1回程度行ってきた選手、関係者へのPCR検査を1週間1度のペースに変更することも明らかにした。いつ試合の中止が起きるか分からない状況ではあるものの、シーズン成立は確定しているため、最終順位は勝率をもって決定される。その後(B1は5月13日~、B2は5月7日~)開催されるB.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21の優勝決定トーナメント(2勝先取で勝ち上がり)においても、新型コロナウイルス感染の影響でエントリーメンバーが足りずに試合ができない場合は不戦敗となる。

「ファイナルまであと2か月となり、厳しい状況の中ですが、なんとか最後までたどり着きたい、やり切りたい」と島田慎二チェアマンは、シーズンを最後まで遂行する意思を改めて表明した。

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(月刊バスケットボール)



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