月刊バスケットボール6月号

【全国ミニバス2021】キレのあるドライブやジャンプショットで「夢はWNBAの舞台!」

南城市立佐敷小学校ミニバスケットボールクラブ(沖縄)#5
平良 美海(たいら みう/6年/151cm)

 

 

 短くスポーティーな髪形で、ボーイッシュな雰囲気のある平良美海。3人の兄は皆、バスケットボールをプレーし、その影響でバスケットを始めた。視野の広さを生かし、状況に応じて繰り出される変幻自在なパスはチームを活気づけ、また、オフェンスでは自ら果敢にアタックして仲間たちの士気を高める。

 

 大会初日の昨日は1勝1敗。最後となる今日の3試合目では悔しい負けを喫し、涙がこぼれた。

 

「県で優勝して全国大会に出て、たくさんの試合ができ、内地のチームの強さを感じることができました。力不足を感じ、ファウルされてもシュートを決めきる選手になりたいと思いました」とこの2日間を振り返った。

 

 一方、「最後の愛知(知立ミニバスケットボール教室)との試合では、相手が高くても、自分の力を信じればどんどん勝負できるということがわかりました」と自信も得た様子。

 

 チームは全国大会初出場。そして、4人兄妹の中で全国大会を経験するのも美海が初となる。だが、バスケットボールに関しては兄たちから得た影響が大きい。
「2番目のお兄ちゃんがよくNBAの試合を見ていて、自分も力をつけて、いつか同じような舞台(WNBA)に立ちたいと思うようになりました」。憧れの選手は、ウィザーズの八村塁とウォリアーズのカリーだ。

 

 得意なプレーだというキレのあるドライブやジャンプショット、外からのシュートは、「この3試合では10点満点です」と最後は笑顔を見せてくれた。結果がすべてではない。未来につながる“何か”を、きっとこの2日間でつかんだのに違いない。

 

※全国ミニバス大会の模様は4月24日発売の月刊バスケットボール6月号で!

 

写真○JBA
取材・文○村山純一/月刊バスケットボール



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