東日本大震災から10年の節目となる今年、Bリーグは岩手、仙台、福島、茨城を本拠とする4クラブを中心にバスケットボールクリニックや防災プログラムなどを行う「B.Hope HANDS UP! PROJECT supported by 日本郵便」を展開しているが、パートナーである日本郵便株式会社（本社：　東京都千代田区、代表取締役社長：　衣川和秀）の協力の下、全国のクラブを巻き込む全国アクションとして活動の幅を広げることを決定した。

 

 

B.Hope HANDS UP! PROJECT supported by 日本郵便 全国アクション

 

【SNS で防災知識を発信する HANDS UP! WEEK】
3月6日（土）～14日（日）の期間を「HANDS UP! WEEK」と題し、備蓄品や初期行動といった災害時に役立つ防災知識を、リーグと B1・B2 各クラブ、B3 岩手ビッグブルズのSNSでリレー発信していく。選手の口からメッセージを発信することで、より多くの人に防災意識の大切さを届けることを目指す。

 

【スペシャルメッセージ動画の公開】
選手や関係者が、それぞれの立場で東日本大震災発生当時を振り返り、この10年間の想い、地域への感謝や防災意識の大切さを伝えるメッセージ動画を製作。B.LEAGUE 公式YouTubeチャンネルのほか、試合会場でも公開される予定だ。

B.LEAGUE 公式 YouTube「B.Hope HANDS UP!PROJECT Supported by 日本郵便 Special message movie」
https://www.youtube.com/watch?v=5uSI4jOgndY&t=84s

 

【バスケで楽しく防災を学ぶ「Defense Action（ディフェンス・アクション）」の開発】
バスケットボールをしながら楽しく防災減災を学ぶことを目的に、株式会社HITOTOWAと連携の下で開発された防災バスケプログラム「Defense Action（ディフェンス・アクション）」を、クラブや地域のコミュニティーと一体となって全国で実施し、「備える人・動ける人・助ける人」の育成をを目指す。

 

☆防災において大事な事とバスケの楽しさを融合したディフェンス・アクションの 6つのプログラム
1）ファーストアクション：　災害（地震・火災・津波）発生を想定し、ウォーミングアップ中に示される災害に応じた初期行動（地震であれば、目と頭を守ってその場でしゃがむ、など）を学ぶゲーム
2）BOSAI 3 POINT：　チームでボールを3個集め、自助・共助・公助の具体的な内容を回答していくゲーム
3）B-DASH：　例えば高齢者にはきざみ食や補聴器用電池といった具合に、被災者属性によって異なる必要備蓄品を、ドリブルをしながら必要とする被災者に届け、そのタイムを競うゲーム
4）三角パス・ストック：　三角パスの陣形で、備蓄品1つを答えながらパスを出し、その回答数を競うゲーム
5）ファスト・ショット：　パスを受け、指定された災害に応じた初期行動をとってからシュートし、得点数を競うゲーム
6）コントロールタワー：　避難情報を見て警戒レベルを判断し、警戒レベル数に合わせたポジションの人がシューターになるようにパス回しをしてゴールを目指す。ゴールまでのスムーズさを競うゲーム

 

2021年2月14日、宮城県内の小学生を対象に実施した様子 ©SENDAI 89ERS

 

☆誰でも実施できるディフェンス・アクションのガイドブックを WEB にて公開中
https://www.bleague.jp/files/user/b-hope/B_LEAGUE_DA_MANUAL.pdf

【B.LEAGUE スペシャル防災ハンドブックの配布】
上記ディフェンス・アクションの紹介や震災が起きた際の初期行動、備蓄品といった防災知識の内容を記載し、防災意識を呼び掛ける B.LEAGUE スペシャル防災ハンドブックの試合会場での配布も予定されている。

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☆B.Hope HANDS UP! PROJECT supported by 日本郵便特設サイト
上記の全国アクションおよび岩手、仙台、福島、茨城の4クラブが実施する地域アクションを継続実施し、イベント詳細や活動予定等を下記特設サイトにて発表していく。
https://www.bleague.jp/b-hope/hands-up/

 

文／柴田 健（月バス.com）
（月刊バスケットボール）