月刊バスケットボール6月号

ルイ・ヴィトンがバッシュにインスピレーションを得たスニーカーをサザビーズ・オークションに出品

 ルイ・ヴィトンが、継続的なコラボレーションを行っている非営利団体(RED)の創立15周年を機に、バッシュにインスピレーションを得たスニーカー『Louis Vuitton I (RED) トレイナー』のプロトタイプをサザビーズ・オークションに出品している。(RED)は、2006年にU2のボノと国際NGOであるDATAのボビー・シュライバーが発起人となり、エイズ対策に取り組むために設立された団体。現在は新型コロナウイルス対策にも積極的に取り組んでいる。

 サザビーズと(RED)は2008年以来話題性の高い画期的なオークションを複数回開催し、エイズ撲滅のために総額約8,000万ドル(約85億円)の資金調達を実現してきたが、今回のオークション出品を通じて、エイズと新型コロナウイルスという2つの深刻な感染症の世界的大流行との戦いをサポートするねらいだ。

 

(C)LOUIS VUITTON MALLETIER

 

 ルイ・ヴィトン メンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー自らの署名が入ったこのスニーカーは、世界中でたった1足だけの唯一無二のレアアイテム。サイズは、ルイ・ヴィトンの標準的なプロトタイプのシューズサイズであるメンズの9 UK。プロトタイプでは鮮やかなレッドカラー1色をまとっていたサイドグリッドは、実際の生産開始時には、ヴァージル・アブローによってホワイトに調整された。
出品はサザビー公式サイト(Sothebys.com)にて、シングルロットのオンライン・オンリーで行われており、入札期間は2月22日(月)から3月4日(木)までで、落札予想価格は3万ドル(約325万円)から4万ドル(約427万円)になると見積られている。最低落札価格はなく、売却収益の全額がグローバルファンドの救命活動を支援するために寄付される。落札された現物はサザビーズのニューヨークギャラリーに展示され、予約制でプレビューも可能とのことだ。

 


(C)LOUIS VUITTON MALLETIER

 

 ヴァージル・アブローは「デザイナーとして、私は、創造性とデザインを使ってポジティブな変化を起こすことができることを大変誇りに思います。(RED)とのパートナーシップにより私がデザインした『Louis Vuitton I(RED)トレイナー』スニーカーをサザビーズでオークションにかけるという今回の取組みは、エイズや新型コロナウイルスとの戦いをサポートすることを目的とするものです」と話す。一方、(RED)の社長兼最高執行責任者を務めるジェン・ロティートは「ヴァージルのクリエイティブな才能と(RED)の活動への支援は、芸術と慈善活動のコンビネーションが真に大きな影響を与えることができるということを示すものであり、私たちを奮い立たせてくれます。(RED)は、エイズや新型コロナウイルスとの戦いという使命を支援するという目的へ向けて、ルイ・ヴィトン、ヴァージル・アブロー、そしてサザビーズのチームとのパートナーシップを通して、このエキサイティングなオークションを開催できることを大変光栄に思います」と述べている。

ヴァージル・アブローがルイ・ヴィトン メンズ アーティスティック・ディレクターとして初めて手掛けた2019春夏ショーに登場したLVトレイナーは、現在にいたるまでルイ・ヴィトンを象徴するメンズ・スニーカー。どことなく懐かしさを感じさせるシルエットとバスケットボールシューズから着想を得たラインがデザイン上の大きな特徴だ。
Louis Vuitton I (RED)トレイナーは、ホワイトのレザーにモノグラム・モチーフをエンボス加工でデザインし、パイピングとディテールに鮮やかなレッドカラーを採用。ソールにあしらわれたモノグラム・フラワーがデザイン上のアクセントだ。ルイ・ヴィトンのコードを随所に配しながら(RED)の個性とパワフルなメッセージが感じられる革新的な1足に仕上がっている。

 

☆問い合せ先
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
0120-00-1854



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