月刊バスケットボール6月号

Wリーグ

2021.03.01

〈Wリーグ〉プレーオフ対戦カード決まる

 


2月27日(土)、28日(日)をもって、Wリーグのレギュラーシーズンが終了し、3月6日(土)からプレーオフが始まる。先週時点でプレーオフ出場チームは出そろっていたが、すべての順位が決まり、プレーオフのカードも決定した。

〈2020-21シーズンプレーオフ〉
〇セミクォーターファイナル(SQF)
3月6日(土)
第1試合 日立ハイテク vs トヨタ紡織
第2試合 三菱電機 vs シャンソン化粧品

〇クォーターファイナル(QF)
3月7日(日)
第1試合 富士通 vs SQF第1試合勝者
第2試合 デンソー vs SQF第2試合勝者

〇セミファイナル(2戦先勝)
3月14日(日)~16日(火)
第1試合 トヨタ自動車 vs QF第1試合勝者
第2試合 ENEOS vs QF第2試合勝者

〇ファイナル(2戦先勝)
3月20日(土)~22日(月)
セミファイナル勝者同士の対戦

 また、レギュラーシーズン最終週2月27日には、全勝を続けてきたENEOSがシャンソン化粧品に1敗を喫した。渡嘉敷来夢ら主力を故障で欠き、厳しい戦いが続いていたが、この日は日本代表としても活躍している宮澤夕貴も欠場し、苦杯をなめた。同様に28日も苦戦を強いられたが、70-69と一点差でENEOSが逃げ切った。シャンソン化粧品の李玉慈ヘッドコーチは「ケガ人がいるのは分かっていますが、私たちもベストではありません。若い選手たちが多いので、自信になったのでは」とプレーオフに向けて弾みをつけた。一方、気になるENEOSの宮澤については「肩が万全ではなく、プレーオフに向けて大事をとった」と梅嵜英毅ヘッドコーチ。プレーオフでは元気な姿を見せてくれそうな様子だ。また、うれしいシーズン初勝利をあげたのが新潟。東京羽田に対し、3ポイント6本を含む29得点を記録した#17千葉歩、21得点・11リバウンドの#23ロー・ヤシンらの活躍で終始リードを保ち、99-76で快勝した。「何とか勝ちたいという気持ちが表れた」と千葉。プレーオフ進出は叶わなかったものの、来シーズンにつながる大きな1勝を手にした。
また、西地区の1位争いはデンソーとの対戦を1勝1敗でしのいだトヨタ自動車が逃げ切り。東地区の2、3位争い繰り広げた富士通、日立ハイテクも1勝1敗で富士通が2位となった。女王ENEOSが故障者によって絶対的な力がない中、プレーオフに進出してくるどのチームにも優勝のチャンスがありそうな状況となっている。3月6日から始まるプレーオフに注目していきたい。

〈Wリーグレギュラーシーズン最終順位〉
【東地区】
①ENEOS
②富士通
③日立ハイテク
④シャンソン
⑤東京羽田
⑥新潟

【西地区】
①トヨタ自動車
②デンソー
③三菱電機
④トヨタ紡織
⑤アイシンAW
⑥山梨QB

(月刊バスケットボール)



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