月刊バスケットボール6月号

技術&戦術

2021.02.18

「オフェンスが失敗したときの対処法を見付けるには…」藤田 将弘氏(日体大監督)から解決のヒントを探る

藤田氏は「オフェンスに簡単なルールを作ることで、動きを整理することができる」と言う

 

 オフェンスを考える上でベースになるのが、パッシングゲーム。藤田氏は元ノースカロライナ大ヘッドコーチのディーン・スミスのフィロソフィーを例に挙げている。

 

 また、プレーの原則は「ボールの移動」「ドリブルの使用」「バックドアカットの使用」「スクリーンプレー」「攻撃空間の確保」「プレーヤーの移動」「空間的優先順位」「パスによるサイドチェンジ」の8つ。そして、以下のようなルールでプレーを整理していくと説明している。

 

最低3回以上パスを回す(レイアップ・シュートを除く)

2秒以上ボールを保持することなく、素早く動く

リングに向かってカットする

2秒以上同じ場所にとどまらない

3回のパスのうち、1回はハイポストにボールを入れる

ボール保持者は、まずハイポストかローポストを確認する

パスした逆の方向にスクリーンをセットする

パスしたプレーヤーにスクリーンをセットする

最初の3回のパス交換の間にはドリブルは用いない

ほかのプレーヤーと近いエリアで固まらない(スクリーンをセットするとき以外)

ハイポストマンのために、トップ・キー・エリアを空けておく

 など。

 

 オフェンスが失敗したときや混乱したとき、このようなルールとプレーを照らし合わせていくことが、成功へのヒントとなることは間違いない。ここで大きく影響するのがプレーヤーの状況判断(ディシジョンメイク)となる。「同じパターンを練習で行うより、状況判断でプレーを変化させることがアンダーカテゴリーからできるようになってほしい」と、藤田氏。

 

 オンラインセミナーでは、「使って良いドリブル」なども例に挙げて解説していく。

 

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 第7回は、藤田将弘氏(日体大男子監督)が登場! 2月28日(日)20:00~ZOOMミーティングによるオンラインセミナーを開催する。テーマは“オフェンスの考え方”や“オフェンスの組み立て方”などについて。藤田氏は『まずはモーションオフェンスを理解することから』と、オフェンスのスペーシングや簡単なルールなどを取り入れることを勧めている…詳しくはインタビューや動画でCHECK!

 

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 今後もプロからミニバスまで、性別問わず幅広いカテゴリーのコーチが登場予定。

 

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(月刊バスケットボール)



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