月刊バスケットボール5月号

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2021.02.16

今野紀花(2019年聖和学園卒)所属のルイビル大学、全米ランキングは今週も3位 - NCAAディビジョンI女子バスケットボール

今野は今シーズン、ルイビル大がプレーした全20試合に出場している(写真/UofL Athletics)

 

 アメリカ時間2月15日(日本時間16日)にAP通信社より発表されたNCAA女子バスケットボールの全米トップ25ランキング最新版で、今野紀花(2019年聖和学園卒)所属のルイビル大学(19勝1敗、ACCでは12勝1敗)が前週に続き3位となった。1位と2位は前週の位置が逆転し、1位にはコネチカット大が、2位にはサウスキャロライナ大がランクインしている。
今野が所属するルイビル大に関しては、気になるニュースが入ってきている。前週は11日にジョージア工科大を85-70で破った後、14日にはアウェイでの対シラキュース大戦が予定されていたが、チーム関係者にコロナ陽性者が出たことによりこの試合が延期されているのだ。陽性判定を受けた関係者の詳細は明かされていない。ルイビル大は現在、アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)の医学顧問グループの規定に基づき必要な隔離と接触者追跡の手続きを踏んでいる模様。
今野自身はジョージア工科大との試合にも、1分間と短い時間だったか出場し、今シーズンの20試合すべてに出場を果たしている。
次週のランキング発表はアメリカ時間の2月22日(月=日本時間23日の火曜日)。それまでにルイビル大学は18日(木)の対ピッツバーグ大戦と、発表当日の対フロリダ州大戦を予定しているが、上記の事情で日程の変更もありうるかもしれない。全米ランキングとは別に、ルイビル大はACCでは首位を走っている。
NCAAバスケットボールは2月半ば以降カンファレンスシーズンの最盛期となり、レギュラーシーズンから各カンファレンスのチャンピオンシップへという流れを経て、“マーチマッドネス”の通称で知られるNCAAトーナメントへと進んでいく。今シーズン、女子のNCAAトーナメントは3月21日(日)から4月4日(日)まで、テキサス州サンアントニオに出場全64チームを集めてバブル形式で行われる予定。順調ならその舞台で活躍する今野の様子を伝えることができそうなだけに、コロナによる健康被害と悪影響が最小限にとどまることを願うばかりだ。


最新のAPランキング(英語)
https://www.ncaa.com/rankings/basketball-women/d1/associated-press
アトランティック・コースト・カンファレンスの順位表(英語)
https://theacc.com/standings.aspx?path=wbball
ルイビル大女子バスケットボールチーム公式サイトの今野紀花プロフィール(英語)
https://gocards.com/sports/womens-basketball/roster/norika-konno/11440

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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