月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.02.15

竹内公輔(宇都宮)が史上9人目の通算3,000ディフェンシブ・リバウンドを達成

 竹内公輔(宇都宮ブレックス)が、2月14日の対京都ハンナリーズ戦で、ディフェンシブ・リバウンド通算3,000本のマイルストーンに到達した。前日2本を加えあと1本としていた竹内は14日、26-30の劣勢で迎えた第2Q6分57秒に京都のジャスティン・ハーパーが放った3Pショットが落ちたところを豪快に飛びつき、大台に乗せた。
この記録はBリーグ以前のトップリーグにおけるデータを合算した成績で、史上9人目の達成という好記録。竹内はこの1本を含めこの試合で3本のディフェンシブ・リバウンドを記録し、試合終了時点で通算記録を3,002本としている。
今年で36歳になった竹内は、長年日本のバスケットボール界をけん引してきた功労者。サンロッカーズ渋谷の竹内譲次は双子の弟だ。洛南高校、慶應義塾大学を経て2007年以降トップリーグで活躍しており、今シーズンが14シーズン目というベテランだ。その間、アイシンシーホース(現シーホース三河)、トヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)、広島ドラゴンフライズでのキャリアを経て、宇都宮には2016年に加わった。

 206cmの長身を生かして献身的にインサイドで働くことに加え、アウトサイドからロングレンジのショットも自信をもって狙える器用さも備えていることが、息の長い活躍につながっている。今シーズンはこの日の試合を終えた時点で37試合に出場しており、センターのバックアップとして3.6得点、フィールドゴール成功率51.5%、3.5リバウンドというアベレージ。チーム全体で戦いここまで30勝7敗の成績でBリーグ東地区トップを走る宇都宮で、その貢献度は高い。

 

長年の貢献の証したる素晴らしい記録。歴代9人目の達成だ(写真/©B.LEAGUE)

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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