月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.02.04

タイリース・ハリバートン(キングス)、ラメロ・ボール(ホーネッツ)が12月-1月のNBA月間最優秀新人賞に

 

 NBAはアメリカ現地2月2日(日本時間3日)に、開幕から1月末までの期間における最優秀新人賞を発表した。ウエスタンカンファレンスではサクラメント・キングスのガード、タイリース・ハリバートンが、イースタンカンファレンスではシャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが選出されている。
ハリバートンは2020NBAドラフトの1巡目12位指名でキングスが指名したアイオワ州立大学出身のポイントガード。196cmとNBAのポイントガードでも比較的長身で、独特のシューティング・メカニックから繰り出す確率の高いショットとスピードあふれるプレーが魅力。1月末までの17試合で平均28.6分の出場時間で11.0得点(FG47.%、3P 41.7 3pt%、FT83.3%)、3.4リバウンド、5.4アシスト、1.1スティール、0.7ブロックのアベレージを残している。17試合中13試合で2ケタ得点を記録し、1月6日の対シカゴ・ブルズ戦、同13日の対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦ではここまでのキャリアハイとなる17得点を奪うなど、ルーキーらしからぬ安定した活躍を見せている。
今回の受賞はキングスとして7人目。直近では2017年3月のバディー・ヒールズ以来となる。
イースタンカンファレンスの受賞者となったラメロ・ボールは、ホーネッツが2020NBAドラフト1巡目3位で指名したポイントガードだ。NBA入り前にリトアニアとオーストラリアでプロとしてプレーした経験を持ち、特に後者のプロリーグNBLでは2019-20シーズンの最優秀新人賞位に選出された実績を持つ。
ボールも198cmと高さがあり、独特のシューティング・メカニックが一つの特徴。プレー上の魅力は強気なプレーメイクとパスセンスだ。身体的な強さとあらゆる瞬間に全方向を見渡しているかのような視野を生かし、トリッキーでエキサイティングなプレーを毎試合生み出している。1月末までには20試合に出場し、12.2得点、5.9リバウンド、6.1アシスト、1.5スティールの数字を残した。
ホーネッツとしてこの賞の受賞者は歴代8人目、シーズン開幕初月の受賞者としては4人目とのことだ。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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