月刊バスケットボール5月号

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2021.01.19

マーティン・ルーサー・キング牧師生誕記念日はNBAほかアメリカバスケ界全体にとって特別な日

 1月の第3月曜日はアメリカでは「MLK Day(Martin Luther King Jr. Day)」と呼ばれ、公民権運動の指導者の一人だったマーティン・ルーサー・キング牧師の生誕記念日として、国民の祝日になっている(キング牧師の実際の誕生日は1929年の1月15日)。非暴力を唱えながら人種差別や社会的な不平等と闘ったキング牧師は、1964年にはノーベル平和賞を受賞したが、その4年後の1968年に39歳で暗殺されてしまった。

 

 NBAをはじめとしたバスケットボール界全体が、この日に特別な意味を置いて毎年キング牧師のレガシーを振り返る様々な取り組みを行っている。今年は1月18日(日本時間だと今日19日の火曜日)が生誕記念日にあたり、NBAは1月14日からこの日にかけての試合で、各チームがNBA選手会とマーティン・ルーサー・キング基金(MLK Foundation)、そしてマーティン・ルーサー・キング三世(キング牧師の長男)の協力により用意されたナイキ製カスタムウォームアップジャージーとシャツを着用してコートに姿を見せた。生誕記念日当日には、当初予定されていた10試合から八村 塁が所属するワシントン・ウィザーズの対クリーブランド・キャバリアーズ戦が延期となったが、9試合が開催され渡邊雄太所属のトロント・ラプターズもダラス・マーベリックスと対戦する。

 

 カレッジバスケットボール界でも、強豪チームがソーシャルメディアを通じて#MLKDayのハッシュタグで投稿するなどしてこの日を祝している。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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