月刊バスケットボール6月号

技術&戦術

2021.01.10

月バスSet Play of the Week(148)ナゲッツ

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 今回はオーバータイムまでもつれ込んだデンバー・ナゲッツ対ダラス・マーベリックス戦から。4Q残り7.7秒、ナゲッツが107-106で1点リードした場面で、マーベリックスはマキシ・クレバーが値千金の3Pシュートで109-107と逆転。勝利を確信したマーベリックスだったが、残り2.4秒でナゲッツが意地で入れ返し、延長に持ち込んだインバウンズプレーを解説する。

 

【ラインナップ】
①(PG)…ジャマール・マレー
②(SG)…ギャリー・ハリス
③(SF)…ウィリー・バートン
④(PF)…ポール・ミルサップ
⑤(C)…ニコラ・ヨキッチ

 

【A-1】
③がインバウンダー、⑤がボールサイドのフリースローサークル、②がミドルポスト、ウィークサイドのエルボーに④、コーナーに①が立って、インバウンズプレーは始まる。
④がダウンスクリーンをセットし、⑤も同じ方向へ。①にスタッガードスクリーンをセットするようにカットする。しかし、⑤はセットせず、急に方向を変えて、②のダウンスクリーンで左コーナーへ。③からのインバウンズパスをレシーブして、ステップバックしながらディープ2を決めた。このシュートを決めたことで、ナゲッツはオーバータイムへと試合を持ち込んでいる。

 

※『月刊バスケットボール2月号』では、2019-20 NBAシーズンでのベーシックセットプレー(シンプルな形)をさらに詳しく紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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