月刊バスケットボール1月号

【NBAのアレコレvol.61】マイケル・ポーターJr.を高校時代に指導した元オールスター選手は?

 月バス.com限定配信の「NBAのアレコレ」。今回は59弾をお届けします。「NBAをこれから見はじめたい!」「NBAについてもっと知りたい!」というアナタへ、月バス編集部が毎週一つずつNBAにまつわるマメ知識をQ&A方式で出題! 「これは知っているよ」というライトなものから「へぇ~」と思わず口にしてしまうようなディープなものまで幅広く紹介していきます!

 

前回のお題は「マイケル・ポーターJr.を高校時代に指導した元オールスター選手は?」でした。

 

 正解は…ブランドン・ロイ(元ブレイザーズ)

 ブランドン・ロイの名を聞いて最初に出てくるイメージはどんなものでしょうか? 「初めて聞いた」「懐かしいなぁ」「ケガさえなければ…」。聞く人によってそのイメージはさまざまでしょう。実際のところ、ロイのキャリアは実質ブレイザーズでの僅か5シーズンでした(2012-13シーズンにウルブズで現役復帰するも、5試合に出場したのみでケガのため引退)。

 しかし、この5シーズンの活躍はブレイザーズファンのみならず、当時のNBAを見ているファンには相当大きなインパクトを与えました。ケガに泣かされる前の08年から10年は3季連続でオールスターに選出され、オールNBAチームにも2度選出。そのプレーぶりはあのコービー・ブライアント(元レイカーズ)も認めるものでした。特にクラッチタイムにはめっぽう強く、スタッツ以上の貢献をブレイザーズにもたらしたのです。

 

ブレイザーズでのロイのキャリアスタッツ以下のとおり

 

出場試合(レギュラーシーズン)…321

得点…19.0

アシスト…4.7

リバウンド…4.3

スティール…1.0

ブロック…0.2

 

 彼の背番号「7」はブレイザーズに永久欠番にこそなってはいませんが、“暗黙の”永久欠番扱いとなっており、ロイ以来着用した選手はいません。

 

 これは推測になりますが、「自分と同年代の選手たちが引退するまでは…」という思いがロイの心の何処かにあり、それが正式な永久欠番となっていない理由の一つなのではないでしょうか?

 

 

 そんなロイですが、引退後は今回のお題のように指導者としてのキャリアも歩んでおり、マイケル・ポーターJr.(ナゲッツ)らが彼の教え子です。引退後に指導者になる選手も多く、今年のドラフトではペニー・ハーダウェイ(元マジックほか/メンフィス大HC)の教え子、ジェームズ・ワイズマンがウォリアーズから全体2位指名されました。

 

 また、教え子ではありませんが、00年代に活躍したケニオン・マーティンSr.(元ネッツほか)の実息ケニオン・マーティンJr.が今年NBA入りしました。ついに00年代の選手の2世がNBA入りする日が来るとは…。私たちも歳を取ったものですね(笑)。

 

 では、今回お題は…

 

Q.次回の投稿日12月18日生まれでニックスやブルズで活躍したビッグマンの名前は?

ヒント…1980~90年代には所属チームの用心棒役を務めていました

 

 答えはうんちく、第62回のお題と共に12月18日(金)公開!

 

文/堀内涼(月刊バスケットボール)



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