月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2020.11.16

『B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2021 IN MITO』は2017年以来の2日制で開催へ! ファン投票は本日よりスタート!

 

 新型コロナウイルスへの対策を講じながら10月2日に開幕した2020-21シーズンは、各クラブがレギュラーシーズンの4分の1にあたる15試合を消化し、2週間のバイウィークに突入した。

 

 第9節終了翌日の11月16日。翌年1月に迫った『B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2021 IN MITO』の概要発表会見が行われた。今回のオールスターは初年度の2017年以来となる2日制。

 

2017年、記念すべきBリーグ初のオールスターは代々木第一体育館で開催された

 

 1月15日(金)にスキルスチャレンジ、スリーポイントコンテスト、ダンクコンテストが行われ、翌16日(土)の夜に毎年恒例のB.BLACK対B.WHITEのオールスターゲーム本戦が行われることとなる。

 

 会場は茨城ロボッツのホームアリーナであるアダストリアみとアリーナ。収容人数5000人を超える大型アリーナで、その規模はB1のクラブのアリーナにも匹敵する。感染対策によりレギュラーシーズン同様、入場制限は設けられることになるが、アリーナ自体もイベントの一つの注目点だ。

 

 オールスターのロゴには水戸芸術館のシンボルタワーをあしらった。『無限の可能性』という意味が込められたこのタワーに共感したこと、地域の象徴であるタワーを使用することで、「地域に寄り添い開催地の水戸市民の帰属感や気運を醸成し、みんなで盛り上げたい」という想いが込められている。

 

 

今オールスターの会場となるアダストリアみとアリーナ

 

 オールスターは毎年各地方から多くのファンが詰めかけるリーグの一大興行でもあるが、コロナ禍での開催は、その特性がリスクにつながることも否めない。この点について島田慎二チェアマンは「第3波と言われる中で現段階では(開催を)決めていますが、状況が刻々と変化していくので、それに対応して変えていかなければなりません」と注意を払うとともに「とはいえバスケの熱、バスケを止めないというのを強く今シーズンは掲げているので、何が何でもやっていこうと思っています。やり方については状況に対応しながら。こういう状況だから難しいとも言えますが、こういう状況だからこそ、その中でできる意味は大きいです」という力強いコメントを残している。

 

 チェアマンの前向きな姿勢を受けて話をイベントの詳細に戻すと、本戦出場選手の選出フォーマットが変更された点に注目。スターター各5選手はファン投票によって選ばれ、リザーブの7選手がリーグ推薦、最後の一人を恒例のSNS投票で決定するという形式はこれまで同様だが、リザーブの7選手の中に地元・ロボッツの選手、アジア特別枠の選手を1名、「加入初年度の外国籍選手」と「新人賞選考対象選手」を各1名選出する予定だ。

 

 それぞれの選手例を挙げるならば、サーディ・ラベナ(三遠)やヤン ジェミン(信州)らがアジア特別枠、ドウェイン・エバンス(琉球)やジェームズ・マイケル・マカドゥ(SR渋谷)らが加入初年度の外国籍選手、アイザイア・マーフィー(広島)や増田啓介(川崎)らが新人賞選考対象選手に該当する。

 

 選考フォーマットの変更については、地元の選手を選出することで地元を盛り上げること、アジア特別枠新設へのプロモーションを強化したいことなどが主な理由だそうだ。

 

 スターターを選ぶファン投票は、本日12時30分より開始されており、締め切りは12月7日(月)の23時59分。リーグ公式サイト(https://www.bleague.jp/all-stargame2021/)と公式チケットアプリ「B.スマチケ」内の「B.スマコレ」にて各1 日1回投票が可能だ。

 

 お気に入りの選手に投票し、コロナに負けずオールスターを盛り上げよう!

 

写真/2017年オールスター:石塚康隆、アダストリアみとアリーナ:©︎B.LEAGUE

 

(月刊バスケットボール)



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