月刊バスケットボール6月号

女子代表がオリンピックに向けて、サバイバル合宿をスタート

 

 11月5日(木)~15日(日)、、味の素ナショ ナルトレーニングセンターにおいて、女子日本代表チームが強化合宿を実施している。新型コロナウィルスの影響もあり、今年度は初の強化合宿となった。東京2020オリンピック競技大会を見据え「トライアウトの意味合いが強い」とトム・ホーバスHC。若手選手や代表初招集の選手たちを加えての強化合宿となった。

 

 最年少となる東藤なな子は「ドライブからのアシストや、ゴールに強くアタックしていくことを磨いていきたい」と、オリンピックが延期となったことをプラスに捉え「チャンスを生かしたい」とアピール。一方で最年長の高田真希は「新しく参加してきている選手たちとのコミュニケーションであったり、代表のバスケットを理解してもらったりといったことを意識しています」とベテランとして代表チームのまとめ役を自覚。また、エースである渡嘉敷来夢も「女子代表が世界のトップレベルでバスケットをしているということを伝えています」と若手に対してのフォローを行っている。加えて「これまで取り組んできた3Pシュートはだいぶナチュラルに打てるようになってきたので、改めてインサイドでの得点を意識し、ペイントエリアを支配できるようにしていきたいと思っています」と自身の課題を語った。

 

「みんなの顔が見られてうれしかった」と語るホーバスHCは「代表チームのバスケットとそれぞれのチームでのバスケットは違うところがあるので、不安もありましたが、ベテランたちは分かっていてくれて、すぐに対応してくれました。また、若い選手、初めて参加した選手たちがエネルギーを与えてくれています」と手ごたえを語った。

 

 東京オリンピックに向けて、メダルを目指す女子代表のサバイバル競争がスタートした。

 

(月刊バスケットボール)



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